学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0651600
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
生命化学Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Life Chemistry I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
松林 嘉克 ○ 日比 正彦
担当教員 【英語】
Instructor
MATSUBAYASHI Yoshikatsu ○ HIBI Masahiko
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 1時限
Spring Mon 1
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
生命理学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
一個の受精卵から多種多様な組織が形成される過程は,ダイナミックな遺伝子発現調節と細胞間および細胞内シグナル伝達によって制御されている.本講義の前半(担当:日比)では,脊椎動物の受精卵から複雑な神経組織が形成される分子機構を解説する.また,生物のかたちづくりや環境応答,行動制御などには,ホルモンやフェロモンなどの様々な細胞間・個体間シグナル分子が関与している.本講義の後半(担当:松林)では,植物や動物・昆虫・微生物におけるホルモンおよびフェロモンについて,それらの多彩な機能や研究の面白さについて解説する。
The formation of various tissues from a fertilized egg is regulated by dynamic regulation of gene expression and intercellular/cytoplasmic signaling. Various signaling molecules such as hormones and pheromones are involved in shaping, environmental response, and behavioral control. In the first half of this lecture, the molecular mechanisms underlying the formation of complex neural tissues will be explained. In the second half, hormones and pheromones in plants, animals, insects, and microorganisms, their various functions, and related researches will be explained.
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
この授業では、受講者が授業終了時に、以下の知識・能力を身につけていることを目標とする。
I. 神経発生
 1.脊椎動物の体軸形成の分子機構について理解し、説明ができる。
 2.神経誘導および神経領域化の分子機構について理解し、説明ができる。
 3.ニューロンの運命決定と細胞分化の分子機構について理解し、説明ができる。
 4.高次神経構造形成と神経回路形成の分子機構について理解し、説明ができる。

II. ホルモンやフェロモンの多彩な機能
 1.植物や動物,昆虫の形態形成や環境応答に関わるホルモンについて理解し、説明ができる。
 2.昆虫や動物,微生物の行動を制御するフェロモンについて理解し、説明ができる。
 3.ホルモンやフェロモンの認識に関わる受容体について理解し、説明ができる。
 4.生態系を行き交う低分子シグナルについて理解し、説明ができる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
I. 神経発生
 1.脊椎動物の体軸(背腹・前後・左右)形成
 2.神経誘導
 3.中枢神経組織の領域化
 4.ニューロン分化・細胞運命決定
 5.高次神経構造形成・神経回路形成

II. ホルモンやフェロモンの多彩な機能
 1.植物や動物,昆虫の形態形成や環境応答に関わるホルモン
 2.昆虫や動物,微生物の行動を制御するフェロモン
 3.ホルモンやフェロモンの認識に関わる受容体
 4.生態系を行き交う低分子シグナル
履修条件
Course Prerequisites
履修条件は要さない。
This course will be taught in Japanese.
関連する科目
Related Courses
基礎細胞学、基礎遺伝学、基礎生化学、基礎生理学、発生学
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業内容を正しく理解していることが合格基準である。成績については、期末試験により評価する。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
参考書
Reference Book
I. 神経発生
Gilbert, Developmental Biology, 11th Edition.
Sane et al., Development of the Nervous System, 3rd Edition.
Liqun Luo スタンフォード神経生物学 Principle of Neurobiology

II. ホルモンやフェロモンの多彩な機能
必要に応じて、毎回の授業で講義資料を配布する
教科書・テキスト
Textbook
特に指定しない。講義資料は、NUCT機能「リソース」にアップロードする。また、対面で授業に参加している学生には、授業中にプリントアウトした資料を配付する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
注意事項
Notice for Students
授業は、対面・遠隔(オンデマンド・同時双方向の併用)の併用で行う。
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内する。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
希望者
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)