学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0661400
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
地球惑星観測論
科目名 【英語】
Course Title
Field Observation in Earth and Planetary Physics
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
田所 敬一 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TADOKORO Keiichi ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 2時限
Fall Mon 2
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
地球惑星科学の研究には、対象とするフィールドである地球や惑星において実際にデータを取得すること、つまり、観測・計測が不可欠である。最先端の研究で用いられている観測・計測の原理であっても、これまで学んできた基本的な物理や数学が応用されている。この講義では、基礎科学の研究をとおして科学的素養を身に付けるため、特に地球物理学的観測・計測において物理や数学がいかにして論理的に応用されているか(観測・計測の原理)、観測によってどのようなデータが取得され、どのような処理をして、どのような事柄が分かるか(観測の成果)について学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Observation and measurement are indispensable for research on earth and planetary sciences, in which data is actually acquired from the target fields, the earth and planets. Even with the principles of observation and measurement used in cutting-edge research, the basic physics and mathematics that have been learned so far are applied. In this lecture, how physics and mathematics are applied logically, especially in geophysical observation and measurement (principles of observation and measurement), what kind of data is obtained by observation and what kind of processing is performed Then, learn what you can understand (observation results).
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
本講義を通じて、問題解決の際の考え方や議論の方法そのものを学ぶ専門リテラシーを身に付け、基礎科学の研究をとおして社会の様々な分野で大きく貢献できる能力を養う。具体的には、
1.地球惑星科学研究のためのデータ収集(観測)から解析、解釈に至る一連の過程で必要な知識、考え方
2.これまでに学んできた簡単な数学・物理と観測との関係についての理解
3.時系列解析を行う際の理論的背景と、実データを用いる際の注意点の理解
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Through this lecture, students will acquire specialized literacy to learn the way of thinking and discussion methods when solving problems, and cultivate the ability to make significant contributions in various fields of society through basic science research. In particular:
1. Knowledge and ideas necessary for a series of processes from data acquisition (observation) to analysis and interpretation for earth and planetary science research
2. Understanding the relationship between simple mathematics / physics and observations that the students have learned so far
3. Understanding the theoretical background when performing time series analysis and points to note when using actual data
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.観測・計測
 *観測・計測の基本的な考え方を学ぶ。
 1-1.観測・計測とは
 1-2.いろいろなセンサ・計測

2.地震の観測
 *地震計の原理を題材に、これまでに学んできた簡単な数学・物理と観測との関係を学ぶ。
 2-1.地震計の原理
 2-2.最近の地震計

3.応力測定
 *地殻内応力の推定法の原理とその具体的な方法について学ぶ。
 3-1.応力とは
 3-2.地震学的手法による応力場の推定
 3-3.ボアホールでの応力測定

4.測地観測
 *地殻内応力の推定法の原理とその具体的な方法について学ぶ。
 4-1.ひずみとは
 4-2.地上での測地観測(水準測量,検潮,伸縮計,傾斜計)

5.観測・計測と時系列データの扱い
 *時系列解析を行う際の理論的背景を学び、実データを用いる際の注意点を理解する。
 5-1.デジタルサンプリング
 5-2.スペクトル解析
 5-3.フィルタリング
履修条件
Course Prerequisites
この授業は日本語で提供されます。

This course will be taught in Japanese.
関連する科目
Related Courses
主として、地球惑星物理学実験法及び実験Ⅰ、地球惑星数学及び演習、地球内部物性論、地震学、現代測地学、地球計測学演習
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
およそ3回に1回課すレポ-トの記載内容を100点満点に換算して評価する。
レポート1 ドップラー効果の活用について
レポート2 地震計の特性について(複素関数の扱い)
レポート3 法線応力と剪断応力について(力のつり合い・主軸変換の扱い)
レポート4 ひずみエネルギーについて(物理的な考え方)
レポート5 フーリエ変換について

各レポートは、これまでに学習してきた物理や数学を正しく理解していること、問題設定に応じて正しく活用できていることを最低限の合格基準とします。各レポートは、100点満点で60点以上を合格とします。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
出席が1回のみの場合、および「履修取り下げ届」が提出された場合は欠席(W)として扱う。それ以上出席したが単位認定基準に満たない場合は不可(F)とする。
参考書
Reference Book
事前の参考書として個別に指定するものはないが、授業進度、学生の理解に合わせて適宜指定する。また、配布プリントに書かれている出典を参考にすること。
教科書・テキスト
Textbook
事前のテキストとして個別に指定するものはありませんが、必要な資料やプリントを授業ごとに配布する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義の最後に次回の内容を告知するので、基本的な内容を予習の上、出席すること。
復習として講義の中で省いた式変形(講義中に示す)を授業時間外に行うこと。
注意事項
Notice for Students
この授業は日本語で提供されます。

This course will be taught in Japanese.
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
初回授業日の前に tad@seis.nagoya-u.ac.jp へメールにて連絡すること。その際、氏名および学部・学科をを明記すること。
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面授業.
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTで案内する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)