学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0669510
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
生態学Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Ecology I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
平野 恭弘 ○ 西田 佐知子
担当教員 【英語】
Instructor
HIRANO Yasuhiro ○ NISHIDA Sachiko
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 4時限
Fall Mon 4
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
2年次おいて自然科学の基礎知識を一層広げるため、生態学について最新の研究成果を知りつつ、生態系の構造と機能、植物個体の繁殖戦略、植物と環境との相互作用を生態学的に理解することを目的とする。具体的には、生物の集団について、植物の多様性と分布、生態系とその保全に関連する、環境と植物の生活、植生、生態系のはたらき、物質循環、人間活動と生態系の保全に関する基礎を理解することを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Students in this course aim to understand basic knowledge of ecology such as structure, function and nutrient cycles in ecosystem, reproductive strategy of individual plants, and interaction of plant and environment.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
本講義では陸域生態系の中でも森林・植物における生態系の機能と役割について理解を深めることで、世界と日本における森林の環境問題、それらの解決の糸口を自ら考える能力を養うことを目指す。生物多様性や生物進化、生物間相互作用にも焦点を当て、環境を考える上で重要となる生態学的な知識と考え方を修得することを目指す。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The goal will be get specific ecological kowledges, terms and the way for considrering "ecosystem" which are essential for environmental issues.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
●植物における進化生態学:進化・トレードオフ(西田)
●植物の繁殖戦略(1):生活史の多様性(西田)
●植物の繁殖戦略(2):送粉・分散(西田)
●生物間相互作用(1):資源競争・繁殖干渉(西田)
●生物間相互作用(2):捕食・被食(西田)
●生物間相互作用(3):共生・寄生(西田)
●遺伝子から見た植物生態:分子生物学・発生進化学(西田)
●森林と環境 ―世界の森林と日本の森林- (平野)
●森林生態系と生態系サービス(平野)
●森林土壌と樹木根 落ち葉だけでなく落ち根(平野)
●酸性雨等大気汚染物質の森林への影響(平野)
●マツ枯れ ナラ枯れ(平野)
●臨床環境学から診た森林のシカ被害(平野)
●減災の機能を果たす森林とは(平野)
●まとめ                                           西田の講義は 博物館講義室にて初回から行う。平野の講義はE101にて行う。
履修条件
Course Prerequisites
「履修条件は要さない」
本講義は日本語で行う。
関連する科目
Related Courses
3年次に生態学Ⅱが開講されているのでそれとともに受講することが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
2回のレポート提出を必須とし、授業への積極的な参加とを合わせて総合的に評価する。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
3回の必須レポートが1回でも未提出の場合には欠席(W)とする。
参考書
Reference Book
日本生態学会編 生態学入門 東京化学同人 2012年
佐々木恵彦ほか編  森林科学 文永堂出版 2007年 
渡邉誠一郎ほか編 臨床環境学 名古屋大学出版会
デイビス・クレブス・ウェスト(野間口眞太郎ほか訳) 行動生態学原著第4版 2015年
平野恭弘ほか編 森の根の生態学 共立出版 2020年 
教科書・テキスト
Textbook
指定しないが、必要に応じて授業中に指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
各講義で学んだ生態学の専門用語を授業後自分で調べ自分なりにまとめること。講義内容について受講後,ノート等で自分なりの整理をしておくこと。
注意事項
Notice for Students
生物を受講していなくても理解できる授業ですので生態学に興味がある学生はぜひ受講してください。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
生態学に興味があること。
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
基本的には対面形式で行うが、状況によりオンライン講義を行う場合もある。西田の講義は 博物館講義室にて初回から行う。平野の講義はE101にて行う。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)