授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 農学分野では,食の安心・安全に対する消費者への配慮や,環境への配慮が重要である。また,いのちある動物の犠牲に対する倫理観が必要である。このような分野に従事する研究者あるいは技術者には,独自の倫理観も求められると同時に,バイオ分野に特有の技術倫理も重要な素養である。本講義では,さまざまな例を取り上げながら,農学分野の生命倫理と技術倫理について概説する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with the basic concepts and principles of bioethics and engineering ethics. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 本講義では,農学分野の研究者・技術者に求められる生命倫理や技術倫理に関する基礎知識の習得を目的とする。自然環境,生物生産,生命操作,食品分野,バイオ産業などにおける例を取り上げ,生命・科学・技術・社会に対する広い視野を身につける。 |
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到達目標【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 授業計画
01. 序論(大蔵 聡)
02-04. 遺伝子組換え技術の利用と法規制(石黒澄衛):遺伝子組換え作物の現状と課題(歴史,技術面,倫理面,今後),カルタヘナ議定書とは(法規制,遺伝子組換え実験安全講習会)
05. ヒト遺伝情報と個人情報保護(石川 明)
06. 家畜の福祉(大蔵 聡):アニマルウエルフェア,家畜の行動とストレス,飼育環境のエンリッチメント
07. 食環境の安心・安全(竹下広宣):消費者不安を取り除くリスクコミュニケーション
08. 動物実験の生命倫理(石川 明):動物愛護法とその関連法規の紹介,名古屋大学での動物実験規程の説明と動物実験の管理と承認の説明,動物の飼育環境整備の重要性(感染症など)
09-10. 生物多様性と社会(肘井直樹):‘生物多様性’の現状と課題,生物多様性・生態系保全に関するさまざまな取り組み
11-12. 自然資源をめぐる保護と利用(原田一宏):国際的に議論されているクジラやマグロといった海洋資源
13. バイオテクノロジーと社会1(小西 由樹子):理系学生・院生のキャリアパス
14. バイオテクノロジーと社会2(河野 廉):バイオベンチャー起業
15. まとめ |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | ・【授業の到達目標】が達成されることを合格の基準とする。
・数回の「レポート試験」または「授業中に実施するミニテスト」(50%)および授業への取り組み(50%)
・履修取り下げ制度は採用しない。本講義では「欠席(W)」評価は採用しない。
・本講義は特別履修を認めない。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 村上喜良著:「基礎から学ぶ生命倫理学(勁草書房,2008年)」,加藤尚武著:「新・環境倫理学のすすめ(丸善,2005年)」、その他必要に応じて授業で紹介する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
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使用言語 Language Used in the Course | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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