授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 材料力学の基本となる応力とひずみの概念について説明し,材料中に生じる引張・圧縮応力について学ぶ。次いで,「はりの曲げ」に関する諸問題について詳述するが,これが本講義のメインとなる。また,「はりの曲げ」の問題から「棒のねじり」や「長柱の座屈」への展開のなかで力学的概念の類似性とバイオ系に特有の力学的取扱を学ぶ。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this corse is to help students acquire an understanding of foundations of "strength of materials". |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | フックの法則に基づく弾性体の変形に関する初歩的な力学の習得を目的とする。農学部では,植物体や生体,生物材料などを扱っている。例えば,植物の諸器官は,その生育環境に合わせて力学的に最適となる形状・構造を持っている。一方,生物材料である木材は建築に使われ,強度的に安全な性能が求められる。このような力学的諸問題を扱うための基礎学力を身につける。 |
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到達目標【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 物体に外部から様々な力が作用したときに,材料内の各部に生じる応力や変形を明らかにし,またその物体自身が持っている強さと比較することによって,強さの上から効率的な形状・寸法を見出し,構造の安全を保障することが,「材料力学」本来の目的である。
授業計画は以下のように予定している。
01.序論
02.応力とひずみの概念,弾性係数
03.単純な荷重を受ける物体(1)引張と圧縮,斜断面の応力
04.単純な荷重を受ける物体(2)トラス,自重による応力,熱応力,残留応力
05.はりの曲げ(1)せん断力と曲げモーメント
06.はりの曲げ(2)SFDとBMD
07.はりの曲げ(3)単純はりの応力
08.はりの曲げ(4)断面二次モーメント
09.はりの曲げ(5)たわみ曲線の微分方程式
10.はりの曲げ(6)はりの変形
11.棒のねじり(1)丸棒のねじり
12.棒のねじり(2)角棒のねじり,複合応力状態
13.長柱の座屈
14.円筒の解析 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 物理学基礎Ⅰ,生命系物理工学,木質環境学,住宅科学,バイオマス科学2,応用数学 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 【授業の到達目標】が達成されることを合格の基準とする。
・原則、定期試験による。そのほか、小テストや講義への取り組みを考慮する。
・履修取り下げ制度を採用する。
・定期試験を受験しない者は「欠席」とする。4回以上欠席の場合は,再試験受験
資格の対象としない。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 例えば,尾田十八,三好俊郎共著「演習 材料力学 新訂版」サイエンス社など |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 講義時に指示する箇所の予習と演習による復習を必ず実践すること。 |
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使用言語 Language Used in the Course | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 基本的に対面講義.場合に応じて,オンデマンドあるいはオンライン講義を併用する. |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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