学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
農学部
時間割コード
Registration Code
0921009
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
バイオマス科学2
科目名 【英語】
Course Title
Biomass Science 2
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
山本 浩之 ○ 吉田 正人
担当教員 【英語】
Instructor
YAMAMOTO Hiroyuki ○ YOSHIDA Masato
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 1時限
Fall Mon 1
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
植物の構造と機能分化の進化史,水分の吸収と運搬の仕組み,木材(樹木の二次木部)の組織構造の階層性と多様な材料挙動との関連性,内部応力(成長応力)とそのバイオメカニックス的意義について学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course deals with evolution of plant structure from the viewpoint of biomechanical function, e.g., water transportaion, mechanical supporting, and secondary cell wall formation in a huge body of arboreal plant.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
本講議では,樹木の成長と形態形成など,高等植物のバイオメカニックス挙動について,とくに構造の階層性との関連で理解を深めることが目標である。そのことが,木質バイオマスの有効利用の基礎的知見を与えるからである。
到達目標【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業計画
01. 陸上植物の4億年の進化の歴史を物理的側面から概観する
02. 高等植物の成長と水 1(水ポテンシャルの概念1)
03. 高等植物の成長と水 2(水ポテンシャルの概念2)
04. 高等植物の成長と水 3(蒸散の熱力学)
05. 高等植物の成長と水 4(木材中の水分)
06. 細胞壁微細構造と木材物性 1(二次木部形成の生理的意義)
07. 細胞壁微細構造と木材物性 2(細胞壁形成のトポ化学)
08. 細胞壁微細構造と木材物性 3(成分の力学的性質と補強マトリックス構造)
09. 細胞壁微細構造と木材物性 4(微細構造に支配される材料物性)
10. 負重力屈性の力学 1(成長応力と残留応力)
11. 負重力屈性の力学 2(針葉樹あて材の組織と成長応力)
12. 負重力屈性の力学 3(広葉樹あて材の組織と成長応力)
13. 負重力屈性の力学 4(成長応力の発生機構)
14. 負重力屈性の力学 5(樹形発現のメカニズム)
15. まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
生物材料組織学,バイオマス科学1,生物材料機能学
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
講義の到達目標に達することが必須であり,これを定期試験(85%),小テスト(15%)によって評価する。履修取り下げ制度を採用する。定期試験を受験しない者は欠席とする。
教科書・テキスト
Textbook
木質の形成 第2版 (福島他編集,海青社)
参考書
Reference Book
プリント配布
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
・バイオマス科学1,生物材料組織学,および生物材料機能学で学んだ内容を適宜復習すること。
使用言語
Language Used in the Course
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面形式を基本とし、必要に応じてnuctを通じて遠隔講義あるいはオンデマンド形式の講義を行う。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
補講を行う場合はnuctを通じてオンデマンド方式で行う。また課題の提示と提出もnuctを通じて行う。