授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 筋活動のエネルギー供給に必要不可欠である酸素は,大気より呼吸・循環系を経て筋細胞(ミトコンドリア)まで搬送される。これら酸素搬送系に関与する臓器は,心,肺,血管,それと骨格筋細胞であり,これらに生じた機能障害による日常生活の障害は酸素搬送系障害と定義する。酸素搬送系の臓器は末梢骨格筋における酸素需要に応じて協働して作動し,臓器障害が生じた際には相互に補完し合うことより、個々の臓器機能は個別理解より全体の系として理解する必要がある。
本講義ではFICKの理論式に基づき酸素搬送に関わる臓器の基本的機能を理解し、その臓器障害を有する患者の理学療法に必要な生理学的基礎知識と基本的な介入立案ができることを目的とする。具体的には、体内酸素搬送臓器の基本的役割と運動時モニタリング指標、ならびに、臓器障害の理学療法介入の基本的考え方を説明することができることを目指す。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | To understand fundamental role of oxygen transport system based on FICK principle and to be able to explain basic knowledge of physiology and way to plan basic physical therapy intervention for patients with the organ disease. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 体内酸素搬送臓器の基本的役割と運動時モニタリング指標、ならびに、臓器障害の理学療法介入の基本的考え方を説明することができることを目指す。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 下記の予定で行う。
1.酸素搬送系障害のとらえ方
2.呼吸機能と呼吸機能障害
3.呼吸機能障害と運動時モニタリング指標
4.呼吸機能障害の評価と介入
呼吸器疾患の症例検討(グループワーク)
5.心機能と心機能障害
6.心機能障害と運動時モニタリング指標
7.心臓機能障害の評価と介入
循環器疾患の症例検討(グループワーク)
8.末梢循環障害と運動時モニタリング指標
9.末梢循環障害の評価と介入
末梢循環疾患の症例検討(グループワーク)
10.代謝疾患(糖尿病)の理学療法評価
11.代謝疾患(糖尿病)の理学療法介入
12.代謝疾患(糖尿病)の理学療法効果
各臓器障害の講義終了には小テストを行う。
*代謝疾患(糖尿病)については集中講義で行う。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 本講義を合格できない者は、内部障害実習を履修することは不可とする |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 各講義時間に実施する小テスト(40%)と期末の試験(60%)を総合して5段階評価する。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 適時,文献およびパワーポイントのスライド資料を配布する。 |
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参考書 Reference Book | | 『バーン・レヴィ』(西村書店,2003)循環器疾患のリハビリテーション(三輪書店、2005)、理学療法士のための運動処方マニュアル(文光堂、2002)、『運動負荷テストの原理とその評価法 原著第2版』(南江堂,1999)『バーン/レヴィ基本生理学』(西村書店,2003)理学療法士のための運動処方マニュアル(文光堂、2002) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
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授業の進め方 How to proceed with the class | | |
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注意事項 Notice for Students | | |
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本授業に関する参照Webページ Reference website for this Course | | |
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担当教員からのメッセージ Message from the Instructor | | 遠隔講義になる可能性があります。講義も同様ですが、オフィスアワーの曜日、時間帯は講義の中で伝えます。本講義は酸素搬送系の機序を理解するものですが、2年生への講義は今年から始まります。難易度が高いと思った際にはいつでもメールして下さい。 |
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使用言語 Language(s) for Instruction & Discussion | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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