学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医学部(保)
時間割コード
Registration Code
1755332
科目名 【日本語】
Course Title
血液検査学実習A
科目名 【英語】
Course Title
Laboratory Hematology PracticeA
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
早川 文彦 ○ 田村 彰吾
担当教員 【英語】
Instructor
HAYAKAWA Fumihiko ○ TAMURA Shogo
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春2期 金曜日 3時限
春2期 金曜日 4時限
春2期 金曜日 5時限
Spring2 Fri 3
Spring2 Fri 4
Spring2 Fri 5
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
血液は血球と血漿からなり,呼吸,生体防御,止血に係わり,同時に生体の恒常性や種々の栄養素や老廃物の運搬の役割をも担っています。これらの成分は生体に異常が生じると,質的,量的に変化し、その変化(生体情報)をとらえることにより,生体に何が起こっているかを知ることができます。また、血球、血漿成分に異常が起こることで様々な疾患を発症し(血液疾患)、血球、血漿蛋白の異常を検査することで血液疾患の診断が可能となります。本実習では血液学的検査の実際を実習によって学ぶことを目的とします。検体としての血液の採取方法とその取り扱い,血球算定方法,血液(薄層)塗沫標本の作成,血液塗沫標本の普通染色法,特殊染色法および血液像の見方について実習します。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Students practice the laboratory sciences of hematology in this course. Students understand their principle and the interpretation of the results through the practice.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
授業終了時に以下のこと理解し、手技に習熟していることを目標とします。
1. 採血方法の理解と実践
2. 血球数、血色素量測定などの基本的血球測定検査
3. 基本的な血液染色と血液像、骨髄像の観察。
4. 上記検査の原理、臨床的意義の理解、結果の解釈
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
At the end of the course, participants are expected to acquire the followings skills:
1. Techniques for blood collection;
2. Techniques for basic blood counting;
3. Techniques for blood sample staining and observation of hemogram;
4. Understanding the principles and clinical significance of the above-mentioned examination.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
下記のテーマについて,実習班ごとに自分たちの理解度・習熟度にあわせて効率的に検査が行えるよう自ら予定を立て実習を行います。 1は初日、2は実習班ごとの指定の日に行い、3以降は実習班ごとに計画を立てて自由な順番で行います。
1. 実習ガイダンス、耳朶血および肘静脈血採血の習熟
2. 骨髄細胞形態観察
3. 赤血球,ヘモグロビン,ヘマトクリット,網状赤血球,白血球,血小板, 赤血球指数,恒数の算出
4. 血液(薄層)塗沫標本の作成
5. 血液塗沫標本の普通染色法
6. 血液標本の特殊染色法 Ⅰ(ペルオキシダーゼ,アルカリフォスファターゼ, エステラーゼ2重染色)
7. 末梢血液像,骨髄像
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
血液検査学I, IIの内容を理解していることを前提とします。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
実習中の理解度および実習による技術の到達度(30点),レポート(70点)を総合して(100点)評価します。実習であるため、単位認定には原則としてすべての授業に出席を要します。事情で欠席した者は履修について個別に相談することになります。
教科書・テキスト
Textbook
奈良信雄、小山高敏、東克巳ほか共著 「最新臨床検査講座 血液検査学」医歯薬出版,2016
プリントも配布します。
参考書
Reference Book
三輪史朗,渡辺陽之輔共著『血系細胞アトラス』(分光堂)野村武夫著『血液塗沫トレーニング』(中外医学社)
矢富 裕、通山 薫『標準臨床検査学血液検査学』(医学書院,2012)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習と復習を課します。予習は実習予定項目の該当箇所の指定テキストと実習手引書を読み、検査の目的,原理,臨床的意義および試薬の組成とその働き等について理解してくること、復習は実習で観察された検査結果をまとめ、結果を解釈し、それを裏付ける参考資料を探し、レポートを作成することです。
授業の進め方
How to proceed with the class
実習班に分かれ、指定された項目の検査を実習します。班ごとに自分たちの理解度・習熟度にあわせて効率的に検査が行えるよう自ら予定を立て自由な順番で行います。不明な点はスタッフが適宜指導します。
注意事項
Notice for Students
採血など侵襲性のある医療行為を行い、血液の付着した感染性の廃棄物が出ます。スタッフの指示に従い安全に実習を行うとともに、廃棄物の分別に気をつけてください。
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
特にありません。
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
血液検査は日常診療では機械化も進んでいますが、用手的に検査をすることも可能な分野で、検査の楽しさを実感できると思います。楽しみにしていてください。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
実習ですので、授業の形式はできる限り対面方式で行う予定です。COVID-19感染状況によりやむを得ず遠隔授業となる場合はNUCTのお知らせ機能で連絡します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
遠隔授業となるときはライブのウェブ授業を想定していますが、別途NUCTでおしらせします。