授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | この授業では「家族とは何か」「家族看護とは何か」を探求します。
基本的知識・理念に基づき、家族のウェルビーイングを促進するための家族アセスメントおよび援助について理解し、質の高い看護実践に資する基礎力を培うことを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course thinks about "what is the family?" and "what is the family nursing?" deeply.
This course introduces the essential knowledge, idea and family assessment models to promote Well-being of family and also support and cultivate basic skills to contribute to high quality nursing practice. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 1.家族看護学の理念、定義、目標および主要な理論を理解し、説明できる。
2.家族の発達段階とその特徴、各期における家族の発達課題について根拠に基づき説明できる。
3.家族システムの特性を理解し、家族アセスメントの目的と方法の概要が説明できる。
4.健康問題をもつ家族の事例検討を通して、倫理的配慮をふまえた基本的なアセスメントを展開し、事例に応じた看護目標と援助方法について自律的に思考することができる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | The goals of this course are to
(1)Understand an idea, a definition, an aim of the family nursing science and main theories and also explain them.
(2)Explain the stages of development of the family and the characteristic, the development task of each family developmental stage.
(3)Understand the characteristic of the family system and explain a purpose of the family assessment and the summary of the method.
(4)Develop basic assessment skills, ethical consideration and also think about a family nursing aim and a support method through the paper simulation of the example case family with a health problem. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 下記の予定で行う。
1. 家族看護学(総論) 定義と変遷,家族看護学における主要な理論 [浅野]
2. 現代家族の特徴;家族の形態と機能,社会環境と家族観の変化,現代の家族が抱える健康問題 [高橋]
3. 家族看護の対象理解①夫婦関係の発達,母性・父性の発達,新しい家族員の誕生と家族の変化 [高橋]
4. 家族看護の対象理解②養育期・教育期の家族;親役割獲得,育児不安,予防的育児支援,子どもの自立と親の生活 [浅野]
5. 家族看護の対象理解③思春期・青年期の子どもと家族(排出期);メンタルヘルスと家族,世代間の継承 [浅野]
6. 家族看護の対象理解④向老期・退隠期の家族;要介護高齢者,認知症高齢者を介護する家族の看護[渕田]
7. 家族看護の展開①家族アセスメント;ジェノグラムとエコマップ[浅野]
8. 家族看護の展開②家族アセスメント;家族の強み・Value[浅野]
9. 家族看護のトピックス①;救急医療・集中治療における家族の看護 [中山]
10.家族看護のトピックス②;終末期患者における家族の看護 [渕田]
11.家族看護のトピックス③;Special Needsをもつ子どもと家族のWell-being [浅野]
12,13. 家族看護過程演習:家族看護模擬アセスメント(映画に見る家族)
14,15. 家族看護過程演習:家族模擬アセスメント発表と全体討議(映画に見る家族) |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 成績評価は以下の方法で行う。
• 講義・GWへの主体的参加状況 40%
• 演習課題レポート 30%
• 最終レポート 30%
以上の割合で,総合的に判定する。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 上別府圭子他(編著):系統看護学講座別巻 家族看護学、医学書院(2018) |
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参考書 Reference Book | | 1) Friedman,M., Bowden,R. & Jones,E.(2003). Family Nursing Research, Theory and Practice -5th ed. New Jersey: Prentice Hall.
2) 島津智之、中本さおりほか:スマイル 生まれてきてくれてありがとう,クリエイツかもがわ、2016
3) クリスティーン・ボーデン/檜垣陽子(訳):私は誰になっていくの?-アルツハイマー病者からみた世界,クリエイツかもがわ,2003,SBN978-4902244106.
4) クリスティーン・ブライデン/馬篭久美子ほか(訳):私は私になっていく-痴呆とダンスを,クリエイツかもがわ,2004,ISBN978-4902244274.
5) トム・キットウッド/高橋 誠一ほか(訳):認知症の介護のために知っておきたい大切なこと-パーソンセンタードケア入門,筒井書房,2018,ISBN978-4907946142
6) あい権利擁護支援ネット(監修):事例で学ぶ「高齢者虐待」実践対応ガイド―地域の見守りと介入のポイント,中央法規出版,2018,ISBN978-4805839201.
7) 加藤伸司ほか:家族が高齢者虐待をしてしまうとき,ワールドプランニング,2012,ISBN978-4863510531.
8) 東京都社会福祉協議会:退院後、行き場を見つけづらい高齢者-社会資源実態白書,東京都社会福祉協議会,2013,ISBN978-4863531482.
9) 新谷忠彦:孤独死のすすめ,幻冬舎ルネッサンス,2013,ISBN978-4779060878.
10) 額田勲:孤独死-被災地で考える人間の復興,岩波書店,2013,ISBN978-4006032524.
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業終了時に示す課題についてレポートを作成すること。 |
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授業の進め方 How to proceed with the class | | できるだけ事例を取り上げながら,演習やディスカッションを重視して授業をすすめる。受講にあたっては事前にテキストの該当部分を熟読し、効果的なディスカッションが行えるように準備してください。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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本授業に関する参照Webページ Reference website for this Course | | |
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担当教員からのメッセージ Message from the Instructor | | 家族看護過程演習など一部は2限続きで行う予定です。講義日程の一部が変則的になりますので、十分留意して出席してください。スケジュールの詳細については、調整のうえ初回講義時に連絡します。 |
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使用言語 Language(s) for Instruction & Discussion | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面または一部オンラインとのハイブリッドでの実施を予定しています。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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