学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医学部(保)
時間割コード
Registration Code
1766913
科目名 【日本語】
Course Title
地域看護基礎実習[4年生向け]
科目名 【英語】
Course Title
Basic Community Nursing Practicum
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
渕田 英津子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
FUCHITA Etsuko ○
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
地域や介護施設で療養する高齢者のその人らしい生活を継続するために必要な保健・医療・福祉サービスを理解し,看護職や他職種の役割を検討する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This training aims to help students understand the health, medical, and welfare services necessary to maintain the lives of the older adults who are being treated in the community or long-term care facilities and to consider the roles of nurses and other older patients.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1.高齢者が地域や介護施設で療養生活を継続するために必要な保健・医療・福祉サービスを理解できる。
2.高齢者が地域や介護施設で療養生活を継続するために必要なケアを多職種で検討できる。
3.高齢者が地域や介護施設で療養生活を継続するために,他職種連携において看護師が果たすべき役割を考察できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
At the end of this practicum, students should be able to:
1.Understand the health, medical, and welfare services that the elderly need to continue their medical treatment in the community or long-term care facilities.
2.Consider the care required for the elderly to continue their lives in the community and long-term care facilities in multiple situations.
3.Consider how nurses should collaborate with other involved in the care of elderly so the elderly can continue their lives in the community and long-term care facilities.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
以下の予定で実施する。詳細は「老年看護学実習のてびき」を参照してください。
1.実習前
 ・実習ガイダンス
 ・介護保険施設の要介護高齢者と認知症高齢者のケアに必要な知識・技術の確認
 ・介護老人保健施設や地域において高齢者が療養生活を継続するために看護職として実践できるケア,
  他職種として実践できるケアの検討
 ・事前課題提出
2.臨地での実習(2週間)
 ・受け持ち利用者の加齢による身体的・精神的・社会的変化,疾病,価値観,人生観,家族機能について
  主観的・客観的情報を収集し,それらを関連付けることで,受け持ち利用者の全体像の把握とニーズの
  分析を行う。
 ・把握した情報を基に,受け持ち利用者の健康と生活機能に及ぼす影響をアセスメントし,利用者本位の
  看護計画の立案を行う。
 ・介護保険施設の看護職の役割について理解するために,看護職員のケアを見学・実施する。
 ・介護保険施設の介護職の役割について理解するために,介護職員のケアを見学・実施する。
 ・医学生,薬学生とともに多職種連携について講義を受ける。
 ・医学生,薬学生,看護学生で編成されたチームで高齢者が地域で療養生活を継続するために必要な情報を
  議論する。
 ・職種毎に高齢者が療養生活を継続するために必要な情報を医療面接により収集する。
 ・医療面接により収集した情報をチームで共有し,高齢者が地域で療養生活を継続するために必要な療養指導
  および療養生活支援計画を検討する。
 ・チームで検討した療養指導および療養生活支援計画を医療面接により説明する。
 ・チーム毎の学びを発表し,模擬患者や教員からのフィードバックを受けて,多職種連携,チーム医療に
  ついて理解を深める。
3.学内
  目標についての学びを共有し,発表と討論を行う
4.実習後の提出レポート
  レポートの課題は、「老年看護学実習のてびき」に提示します。

※ 本実習は,老年看護学実習と合わせて実施しています。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
老年看護学概論,臨床老年看護学
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
評価は,老年看護学実習で指定する実習の出席を原則とし,実習への出席・態度・記録物によって行います。
教科書・テキスト
Textbook
特に指定しません。
老年看護学概論,臨床老年看護学概論で使用した教科書,講義時のプリントを参考にしてください。
参考書
Reference Book
・水谷信子監:最新老年看護学(2021年版),日本看護協会,2021
・山田律子他編:生活機能からみた老年看護過程+病態・生活機能関連図 第4版,医学書院,2020
・堀内ふき,諏訪さゆり,山本恵子:ナーシンググラフィカ老年看護学①,高齢者看護の健康と障害,メディカ出版,2021
・堀内ふき,諏訪さゆり,山本恵子:ナーシンググラフィカ老年看護学②,高齢者看護の実践,メディカ出版,2021
・北川公子他著:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護学,医学書院,2018
・鳥羽研二:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護 病態・疾病論,医学書院,2018
・亀井智子他編:高齢者看護学第3版,中法法規出版,2018
・老年看護学の講義資料や、講義中に提示した書籍、報告書、論文、ビデオ教材、インターネット情報などを積極的に活用してください。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
実習オリエンテーション時に実習目標を説明します。その目標が達成できるように,主観的情報,客観的情報と加齢,認知機能,疾患を関連付けて考えるようにしてください。また,その事象について文献で調べて根拠を持って説明ができるようにしてください。
授業の進め方
How to proceed with the class
・認知症高齢者を受け持ち看護過程を展開します。
・担当する高齢者との関係性を築きながら、介護士や看護師と一緒に看護ケアを実施(もしくは見学)すします。
・実施した看護ケアの内容やコミュニケーション場面を実習記録やカンファレンスで振り返り、実習目標の それぞれの項目について考察します。
・多職種連携実習に参加し,医学生,薬学生とともに地域で暮らす要支援,要介護高齢者の健康を支援する ための社会資源および多職種・多機関連携システムを理解し, 保健・医療・福祉における看護職の役割 について考察します。
注意事項
Notice for Students
生協の学生保険に加入してください。また,感染予防対策を厳守してください。
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
認知症高齢者の方から看護過程に必要な情報を得て,得られた情報を加齢,認知機能,疾患と関連付けてアセスメントし,利用者本位の看護目標・計画を立案できることを目指します。自己の考えを言語化するように努めてください。また,疑問点は文献を調べる,多職種情報から得ることで解決するようにしてください。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
臨地での実習を行います。
Covit19の感染状況によっては学内での実習に変更することがあります。
授業形態に変更がある場合は,NUCTか学生掲示板で周知します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)