学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・博前
時間割コード
Registration Code
2301200
科目区分
Course Category
法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】
Course Title
東洋法制史基礎研究
科目名 【英語】
Course Title
Fundamental Studies in Legal History (Asia)
担当教員 【日本語】
Instructor
髙見澤 磨 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAKAMIZAWA Osamu ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
寺田浩明『中国法制史』(東京大学出版会、2018年)を教科書として用い、清代法制を中心に中国法制史を概観する。授業時間の関係で、同書第六章以降を扱う。犯罪に対する裁きや処罰を中心に伝統中国法秩序を検討する。中国法制史についての基礎的な知識を獲得するとともに、精緻なシステムとして運用されていたことを理解する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This cource overviews Traditional Chinese Law mainly through the judgement and punishment of criminal cases. The textbook is TERADA, Hiroaki, Chinese Legal History,the University of Tokyo Press,2018 ,especially its Chapters  6,7,8 and conclusion. Perticipants will get the basic knowledge of Chinese legal history and understand the exhaustiveness of ist system.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
清代を中心とする伝統中国法における裁きと処罰との秩序に関する基礎知識を得ることを第一の目標とする。また、それらが近現代においていかに変容したのか、または、今日まで影響を与えているのかを検討する視座を得ることを第二の目標とする。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The first purpose is to get basic knowledge of Chinese legal history,especially on criminal procedure. The second one is to get the point of view on changes and heritage in modern era.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1 授業の進め方・教科書について
授業の進め方。この教科書の中国法制史学における位置づけ(終章・注・あとがき・索引・奥付)

2 中国法制史学の課題
課題の設定と中国法制史に現れる人々の概観(序章)
3国家裁判機構
行政機構と裁判機構(第四章第三節)
4 県での裁き
事件はまず県で裁かれる(第六章第一節)

5 覆審
徒以上の刑の適用の可能性のある事件は自動的に府以上に上る(第六章第二節)

6 法の適用その1
大清律例(国家の基本的法典と副次的法典)(第六章第三節)

7法の適用その2
成案(先例の持つ意味)((第六章第四節)

8根拠法と判断基準の統一
裁きは何を以て正しいとされるのか(第六章第五節)

9 試験・成績・調べ方
試験及び成績について。中国法制史の調べ方。

10 法情報の共有
どうやって法を知るのか(第七章第一節)

11 正義の共有
正しい裁きとして受け入れられるということの意味(第七章第二節)

12 社会と権力
伝統中国法についての整理(第七章第三節、第八章第一節)

13 近代法整備の時代
清末・中華民国の法(第八章第二節)

14 授業内試験
試験(試験の方法については第8回に説明する)

15 解説・補論
試験について(終章)の解説と補論
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件はとくにない。関連する科目としては、中国、外国法、比較法、法制史に関するものがあるが、これらについての履修歴を要しない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業内試験を行う。試験(70%)と出席率(30%)とで評価を行う。教科書・授業において触れられている論点に十分に言及している場合にB評価とし、それに加点・減点要素を見て、素点を定める。詳細については2日目に説明する。
教科書・テキスト
Textbook
寺田浩明『中国法制史』(東京大学出版会、2018年)。授業開始前に入手しておくこと。
参考書
Reference Book
必要に応じて授業内で指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
1、教科書の予習。2,当日授業の内容を反芻しつつ該當部分の復習。3,教科書前半の通読。
注意事項
Notice for Students
学術書は書店で直ちに入手することはできないので、早めに対処すること。
授業開講形態等
Lecture format, etc.

授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)

遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.