授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | テーマ:計算モデルと論理
コンピューターサイエンスは言葉どおりに読むと,計算の研究である. 計算を理論的に扱うためには,そのモデル化が重要である. この少人数クラスでは,コンピューターで行う計算の様々なモデル化とその 論理との関係を追求する. * 状態と繰り返しをもった計算モデル * 関数と帰納法をもった計算モデル * 推論規則による操作的意味論 * 制約解消による計算モデル * 並列計算モデル * 項書換えによる統一的な扱い などを見ていきたい.
具体的には,まずJonesの「Computability and Complexity」を読んで,計算とは何か,そして,計算可能性が計算モデルによらないことを見ていく予定である.その後,他の文献で計算と論理の関係を深めていくと面白い.その延長線にプログラムの正しさの証明もある. |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | |
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN)) | | 以下を目標としている *計算可能性に複雑な定義があるが、同値であることを理解する *帰納的な定義に関する証明方法をマスターする *要点をまとめて定義・証明を説明する技術を磨く |
|
|
到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | |
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 基本的には本や論文の輪講という形を取る.ほとんどの資料が英語になるので,発表する人がちゃんと下調べをして,少くとも言葉が皆に理解できるように説明していただく.後期になると,個人の希望に応じて,一人で論文を読んで,報告するという形でもよい.
この少人数クラスのカリキュラムは1年間で完結するが,次の年の少人数クラスは計算と論理への少し異ったアプローチにしようと考えているので,同じ分野で続けることができる. |
|
|
履修条件 Course Prerequisites | | 特に何も求めていない.論理学の知識が少しあると楽になる. |
|
|
関連する科目 Related Courses | | |
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | |
|
教科書・テキスト Textbook | | [1] Neil D. Jones, Computability and complexity from a programming perspective, MIT Press, 1995. |
|
|
参考書 Reference Book | | [2] Gerard Huet, Deduction and computation, in Advanced Course: Fundamentals of Artificial Intelligence, Springer LNCS 232, 1986. [3] Jean Gallier, Logic for computer science, online edition, http://www.cis.upenn.edu/~jean/gbooks/logic.html. [4] R. Milner, Communicating and mobile systems: the pi-calculus}, Cambridge University Press, 1999. [5] F. Baader and T. Nipkow, Term Rewriting and All That, Cambridge University Press, 1999. |
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
|
注意事項 Notice for Students | | |
|
他学科聴講の可否 Propriety of Other department student's attendance | | |
|
他学科聴講の条件 Conditions of Other department student's attendance | | 登録することはできませんが、興味があれば聴講できる場合もあります。 |
|
|
レベル Level | | |
|
キーワード Keyword | | |
|
履修の際のアドバイス Advice | | 毎回発表メモを作りながら準備すると良い発表ができる |
|
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
|
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
|