学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医・博前
時間割コード
Registration Code
3821104
科目名 【日本語】
Course Title
生体防御情報科学特論
科目名 【英語】
Course Title
Advanced Topics on Host Defense Sciences
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
川部 勤 ○ 近藤 高明 松島 充代子 川村 久美子
担当教員 【英語】
Instructor
KAWABE Tsutomu ○ KONDO Takaaki Matsushima Miyoko KAWAMURA Kumiko
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
必修・選択
Required / Selected


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
感染症、がん、免疫疾患の発症機構には、遺伝要因、環境要因など複数の要因が関与する。その発症機構に関わる要因について分子レベルでの分析法について学び、また得られた膨大な分子情報の統合解析法を取り上げ、文献的な考察のもと議論検討することで科学的論理性と専門性、国際的視野を涵養することを目的とする。この講義を通して現代社会の中に存在する臨床検査学のさまざまな局面や問題点を倫理的な側面をも考慮して議論する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
A variety of factors, including genetic and environmental ones, are involved in the pathogenesis of infectious diseases, cancers, and immune disorders. In this course, participants learn about the analysis method on the factors related to the pathogenic mechanism at the molecular level, and discuss the findings and integrated analysis method of the vast amount of molecular information obtained based on bibliographical considerations to cultivate scientific logic, expertise and an international perspective. This course also introduces various aspects and difficulties of clinical laboratory sciences with ethical concerns in the modern world.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
感染症、がん、免疫疾患の発症機構に関わる要因について分子レベルでの分析法について説明できる。得られた膨大な分子情報の統合解析法を文献的な考察のもと説明できる。疫学研究において用いられる従来型手法とゲノム情報を取り入れた手法の融合について説明できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The participants can explain the analysis method at the molecular level for factors related to the pathogenic mechanism of infectious diseases, cancer and immune diseases. The participants can explain the integrated analysis method of the huge amount of molecular information obtained, based on bibliographical considerations. The participants can explain the method that combines the conventional method used in epidemiological research and the method incorporating genomic information.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
下記の内容を講義する。

1. 川部担当分では、最新の論文をもとに、分析法を学ぶ。受講者は担当部分の解析法をしらべ発表する。講義の中で、1コマはRNAの世界の話を神経遺伝情報准教授の増田章男先生から講義を受ける。

2. 近藤先生担当分では、疫学研究において用いられる従来型手法とゲノム情報を取り入れた手法の融合について学習する。

3. 川村先生担当分では、英文論文をもとに薬剤耐性菌の新規疫学解析の構築法および新規β-ラクタマーゼ阻害剤の探索法について学習する。なお、担当時間内で使用する英文論文の筆頭著者の講義と質疑応答の時間を予定している。

4. 松島先生担当分では、外的要因に対応する生体防御機構について話題性のあるテーマを含めて学習する。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件:原則学部時代に「免疫学」「微生物学」「分子生物学」に関連する講義を履修した学生。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
出席のみならず、講義の際の平常点、必要に応じてレポートや発表内容を参考にする。6割以上の出席がないものは「欠席」とする。
教科書・テキスト
Textbook
教科書は特にないが、取り上げた論文や配布資料をもとに講義を進める。
参考書
Reference Book
課題や準備学習に必要な文献は開講前や講義中に紹介し、必要な場合には資料をとして配布する。また、「免疫学」「微生物学」「分子生物学」に関連する参考図書は多数あり、適宜紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業前に予めテーマが周知されている場合には関連する論文や教科書、参考図書などして調べておくこと。授業後に教科書や参考図書の該当する関連部分を読んで知識を深めておく。講義の中で重要な事項については多くの場合、課題を設定する。課題をまとめることにより、講義で学んだ知識を復習し、より確実にする。課題は自主学習用ではあるが、次回の授業時にレポートの提出が求められることがある。
授業の進め方
How to proceed with the class
スライド中心に文献やプリントを参考にして講義を行う。授業前に予めテーマが周知されている場合には教科書や参考書の該当部分を読んで調べておくことが必要で、その場合には予備知識があることを前提に講義を進める。
注意事項
Notice for Students
学部生時代に学ぶ分子レベルの生物学が確実に理解されていることが大前提であり、不確実な場合には、講義内容の理解は困難となる。
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
学部生時代に学ぶ分子レベルの生物学が理解できていないと講義は難解なものとなる。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日英併用
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則対面で行うが、状況によっては遠隔講義。遠隔講の場合には担当教員によりオンデマンド型か同時双方向型(ライブオンライン)の講義として開講し、後者の場合はTeamsもしくはZoomを用います。詳細については開講前にNUCTから「お知らせ」として周知しますので、よく読んで対応してください。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)