学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・博後
時間割コード
Registration Code
4300331
科目区分
Course Category
法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】
Course Title
特別講義・演習(法整備支援論演習)
科目名 【英語】
Course Title
Special Lecture and Seminar (Legal Assistance Seminar)
担当教員 【日本語】
Instructor
佐藤 史人 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SATO Fumito ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋集中 その他 その他
Intensive(Fall) Other Other
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style
実習
Practical training


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
この講義は、法整備支援のレシピエント国を対象とする海外実地研修のための授業である。事前研修および現地での調査活動を通じて、複雑化し、価値の多元化が進む現代社会で生起する諸問題の解決に資する能力を涵養し、アジア諸国を中心とする国際的な連携を図るうえで必要とされる知識および経験を習得するすることを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course is a lecture for the overseas training program in recipient countries of legal assistance. The course aims to develop the ability to contribute to problems arising in today's complex and value pluralistic society and acquire the knowledge and experience necessary for international cooperation, especially in Asian countries, through prior training and field research activities.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
日本の法制度・政治制度、言語・文化について、アセアン諸国の法制度・政治制度、言語・文化と比較検討し、その内容について、日本語、英語等を用いて説明し質疑応答する能力を養う。日本発信や調査訪問の活動を通して法制度等を理解する上で異文化理解の重要性を認識し、研究に役立てる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
This course's main purpose is to foster abilities to conduct a comparative study and improve skills of debate in Japanese and English. Students will also be expected to learn about the importance of cross-cultural understanding for their further study.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本講義はいわゆる「海外実地研修」の1つである。英語による法制度・政治制度に関する講義の受講、日本発信、調査訪問の3つを大きな柱とする。事前研修等で法整備支援対象国をはじめとする研修対象国の法制度・政治制度、言語・文化等の基礎知識を得た上で、日本の法制度・政治制度、言語・文化について、研修対象国との比較を踏まえて英語、日本語による資料を作成し、これを用いて研修対象国の大学の学生にわかりやすく説明し、意見交換を行う。また、日本法教育研究センター等の学生と議論、ディベートなどを行う。法律関係機関等へ課題意識を持って訪問する。

This course is set up for an internship under the short term student exchange program. The main objective of this course is to learn law and politics in English, to send information about Japan and to make a study visit. In a preparatory study, students will learn about political and legal systems, languages, and traditions of target countries. Based on such knowledge, students will prepare materials in English and Japanese for a presentation regarding Japan and will discuss it with students in target countries. Students will also make a presentation about their study, debate with students in CJL, make a study visit to legal institutions, and complete a report.

【講義計画】
1 オリエンテーション
 1.プログラム概要の概要を理解する。
 2.プログラムの注意事項について理解する。
   派遣プログラム(キャンパス・アセアンなど)に応募する。

2 事前学習 (その1)
 1.プログラムについての情報収集を行う。
 2.派遣プログラムについての講義を受講する。この講義により、短期派遣プログラムの実施意義、実施内容を理解する。
 3.現地活動の打ち合わせを通じ、現地活動のシミュレーションを行う。

3 事前学習(その2)
 1.現地において必要な物資等を理解する。
 2.現地語について理解する。
    必要な物資を調達する。 現地語について、必要な知識を得ておく。

4 実習打合せ
 1.派遣プログラムの詳細について理解する。
 2.現地における活動のリハーサルを行う。

5 実習 (その1)
 1.CJLスタッフ、現地弁護士との会談を通じ、現地の弁護士の仕事を理解する。

6 実習 (その2)
 1.CJLスタッフ、JICA職員との会談を通じ、国際支援の仕事を理解する。

7 実習 (その3)
 1.英語による授業参加を通じ、現地の授業を理解する(その1)。

8 実習 (その4)
 1.英語による授業参加を通じ、現地の授業を理解する(その2)。

9 実習 (その5)
 1.現地において日本文化を紹介し、討論することを通じ、現地の文化と比較を行う(その1)。

10 実習 (その6)
 1.現地において日本文化を紹介し、討論することを通じ、現地の文化と比較を行う(その2)。

11 実習 (その7)
 1.現地施設(司法省、地区裁判所、企業等)を訪問し、現地の法実務を理解する(その1)。

12 実習 (その8)
 1.現地施設(司法省、地区裁判所、企業等)を訪問し、現地の法実務を理解する(その2)。

13 実習 (その9)
 1.現地の授業補助を行うことを通じ、現地教育機関の授業を理解する(その1)。

14 実習 (その10)
 1.現地の授業補助を行うことを通じ、現地教育機関の授業を理解する(その2)。

15 報告会
 1.プログラムに参加した学生が実習の成果を報告する。
 2.参加者によるディスカッションを通じ、相互の理解を深める。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
学生の海外派遣プログラム(キャンパスアセアンなど)が提供する短期研修プログラムの派遣生のみ履修可。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
評価方法 : 「合・否」で判定する。
評価対象 : 事前研修、事後研修(レポートなど)および現地での各種活動に対する受講者の取り組み。
評価基準 : 該当するプログラムへの積極的な参加を通じて、訪問国の学生と法・政治に関する問題について議論し、訪問国で実地調査を行うために必要な知識・技能を修得した者を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
必要に応じて授業内で指示する。
参考書
Reference Book
鮎京正訓『法整備支援とは何か』(名古屋大学出版会、2011年)ISBN:978-4-8158-0668-2。 鮎京正訓『日本とアジアをつなぐ法整備支援のすすめ』(旬報社、2017年)ISBN:978-4-8451-1509-9。 JICA編『世界を変える日本式「法づくり」―途上国とともに歩む法整備支援』(文藝春秋社、2018年)ISBN:978-4-1600-8927-3。 このほか、季刊『ICD News』(法務省法務総合研究所国際協力部)など。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
事前・事後研修、実施報告会に参加すると共に、そのための事前準備を行う。また、研修参加後に報告集を作成する。
注意事項
Notice for Students
特殊講義(比較法政演習I、Ⅱ)を受講済みまたは予定であることが望ましい。
授業開講形態等
Lecture format, etc.

授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)

遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.