学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・博後
時間割コード
Registration Code
4302230
科目区分
Course Category
法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】
Course Title
日本民法基礎研究
科目名 【英語】
Course Title
Japanese Fundamental Studies in the Civil Code
担当教員 【日本語】
Instructor
佐藤 康紀 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SATO Yasunori ○
単位数
Credits
4
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 3時限
秋 月曜日 4時限
Fall Mon 3
Fall Mon 4
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
民事法一般について初歩的な見取り図を得るとともに、民法典第1編「総則」の各規定についての基礎を学ぶことを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to help students acquire an elementary understanding of civil law, especially "Allgemeiner Teil" of Japanese Civil Code.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
授業終了後に、次のような水準に達していることを目標とする。
- 民法の法体系上の位置付け、基本理念、編別及び規定内容について概ね理解している。
- 民法総則における各規定の趣旨や基本概念の定義について正確に理解している。
- 民法総則における各規定の解釈・適用を具体的事例に即して論じることができる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回「導入(1)」
- 対象と方法、民事法の基礎

第2回「導入(2)」
- 民法典の概略、民法総則の体系上の位置付け

第3回「人(自然人)」
- 人の能力・住所(3条~32条の2)

第4回「法律行為(1)」
- 総説、内容規制(90条~92条)

第5回「法律行為(2)」
- 意思表示(93条~98条の2)

第6回「法律行為(3)」
- 消費者契約法――民法の規定との対比を中心に

第7回「法律行為(4)」
- 無効・取消し(119条~126条)、条件・期限(127条~137条)

第8回「法律行為(5)」
- 第三者保護(93条2項、94条2項、95条4項、96条3項)

第9回「法律行為(6):代理(1)」
- 代理とは、要件・効果(99条~108条、111条)

第10回「法律行為(7):代理(2)」
- 代理権なき代理行為の効力(1)(113条~118条)

第11回「法律行為(8):代理(3)」
- 代理権なき代理行為の効力(2)(109条、110条、112条)

第12回「法人」
- 法人とは、法源、機関、「法人の目的」、法人格なき団体(33条~37条、一般社団財団法人法)

第13回「期間・時効」
- 期間の規律、時効とは、時効総則、消滅時効、取得時効(138条~169条)

第14回「補遺と総括」
- 通則(1条~2条)、物(85条~89条)など

第15回「評価」
- 定期試験
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は課さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
小テスト及び定期試験による。
教科書・テキスト
Textbook
次の《三点セット》が、学習の際には不可欠である。
(1)法令集(六法)
(2)判例教材
(3)基本書

(1)は予め購入し、初回講義から毎回手元に置くこと(『ポケット六法』(有斐閣)又は『デイリー六法』(三省堂)が標準的な選択である)。
(2)及び(3)は、 初回講義における説明を踏まえて、各自で吟味の上、第3回講義までに購入しておくこと。
その他、必要に応じて資料を配布する(原則として NUCT を通じて配布する)。
参考書
Reference Book
参考書・参考文献は、講義中に適宜指示・案内する。
民法全体にわたる入門及びインデックスとして、開講前に、又は講義と並行して、池田真朗『民法への招待〔第6版〕』(税務経理協会、2020年)の通読を勧める。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
「教科書」欄に掲げた《三点セット》の読み込みを講義の前後に継続的に行うことが最低限求められる。また、紹介した参考文献の講読などにも積極的に取り組むことが望ましい。
注意事項
Notice for Students
開講形態のいかんにかかわらず、NUCTを積極的に利用する予定であるため、開講に先立ちNUCTの本科目講義サイトへの登録が済んでいるか確認すること。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則として、対面授業を行わず、 NUCTを用いた遠隔授業を行う。
授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
NUCT又は遠隔会議ツールを用いて、教員と学生との間の、及び学生間のコミュニケーションの機会を、適宜設ける予定である。
遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.