学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・専学
時間割コード
Registration Code
9363000
科目区分
Course Category
展開・先端科目
Advanced/Applied Courses
科目名 【日本語】
Course Title
国際法Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
International LawⅠ
担当教員 【日本語】
Instructor
小畑 郁 ○
担当教員 【英語】
Instructor
OBATA Kaoru ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 5時限
Spring Mon 5
対象学年
Year
2年
2
授業形態
Course style
演習
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
(1)法学未修者をも想定して、国際法の基本構造に関する基礎的知識を修得し、その機能を考えるための素材を提供する。そのことを通じて「国際法Ⅱ」の履修の前提的知識を提供する。
(2)「国際法Ⅱ」と合わせて新司法試験選択科目「国際関係法・公法系」に必要な基礎的知識を提供する。
(3)国際法の基本構造にかかわる日本の政府および裁判所の法実務の状況について、現状を理解すると同時に批判的に捉え発展させる能力を涵養するための素材を提供する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
(1)国際法を成り立たせている国際社会の基本構造を理解し、国際法の変動要因を把握する。
(2)国際社会における裁判、国際社会の公共性の実現手段、国家の地位、空間構造、国内裁判所の裁判権に関する国際法、条約法についての基本的知識を修得する。
(3)(1)(2)を通じて、価値体系の多様性が前提とされている社会における法のあり方・法律家の役割について問題意識をもつ。
(4)国際的規則の動態を知ることを通じて、日本法の今後のあり方について問題意識をもつ。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.オリエンテーション、2.現代国際法入門(複数回)、3.戦争の違法化および集団的安全保障(複数回)、4.現代海洋法の基本動向(複数回)、5.領域紛争の諸問題、6.国家承認(複数回)、7.国家管轄権および国家免除(複数回)、8.条約法とその重要問題(複数回)、9.国家責任法とその現代的動向、10.国際紛争処理(複数回)。※以上は例示であり、進行状況・履修生の理解の進み方によって、適宜修正を加えるので、履修者は、常にTKCの授業計画を参照すること。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
国際法の入門的教科書程度の知識を有していること。あるいはそれを履修登録後すみやかに身につけること。秋学期に開講される「国際法Ⅱ」と合わせて履修することが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
(1)最終レポート 70%
(2)口頭での発問に対する受け答え・討論への参加 30%
により、目標達成度を評価する。100点満点とし、60点以上を合格、60~70点をC、70~80点をB、80~90点をA、90点以上をA+とする。
教科書・テキスト
Textbook
松井芳郎ほか『国際法(第5版)』(有斐閣、2007年)
浅田正彦ほか編『ベーシック条約集(2021年版)』(東信堂)※講義に携帯してくること
参考書
Reference Book
<参考書>
 浅田正彦編『国際法(第4版)』(東信堂、2019年)
 杉原高嶺『国際法学講義』(有斐閣、2008年)
 酒井啓亘ほか『国際法』(有斐閣、2011年)
 小寺彰ほか編『講義国際法(第2版)』(有斐閣、2010年)
<判例解説書>
 薬師寺公夫ほか編『判例国際法(第3版)』(東信堂、2019年)
 杉原高嶺・酒井啓亘編『国際法基本判例50(第2版)』(三省堂、2014年)
 小寺彰ほか編『国際法判例百選(第2版)』(有斐閣、2011年)
その他、適宜指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
TKCシラバスの授業計画欄でその都度指示する。一般的には、国際法の入門的教科書程度の基礎知識をその都度確認し、基本判例の事実関係と判旨程度は、理解しておくこと。
注意事項
Notice for Students
授業開講形態等
Lecture format, etc.

授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学法科大学院ホームページの「News」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/ls/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、TKCシステム又はNUCTの授業サイトで案内します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)

遠隔授業はTKCシステム又はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、TKCシステム又はNUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、TKCシステム又はNUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員がNUCTの「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)