時間割コード
Registration Code
0012429
科目区分
Course Category
基礎セミナー
First Year Seminar
科目名 【日本語】
Course Title
基礎セミナー
科目名 【英語】
Course Title
First Year Seminar
使用言語
Language Used in the Course
日本語
テーマ(基礎セミナーのみ)
Theme of First Year Seminar(First Year Seminar Only)
アカデミック・ライティング入門
担当教員 【日本語】
Instructor
児玉 英明 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KODAMA Hideaki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅰ 火曜日 4時限
I Tue 4


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
少人数のセミナーの形式で,大学で学び研究するための最も基本的なスキル(コモン・ベーシック)としての読み(文献調査,考察,検討),書き(まとめ,報告書作成),話す(討論,発表)を中心とした多面的な知的トレーニングを行います。さらに「知の探究のプロセス」と「学問の面白さ」を学び,自立的学習能力を身につけることを目的としています。教員の研究分野に応じて多様なテーマが用意されています。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
This course is conducted in the form of a seminar with small groups.We will provide multifaceted intellectual training focused on reading (literature research, consideration, examination), writing (summary, report writing), and speaking (discussion, presentation) as the most basic skills (common basic) for learning and studying at university.Through this,our goal is to learn the "process of knowledge exploration" and "the fun of learning" and to acquire the independent learning ability.A wide various of themes are prepared according to the research field of the instructors.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
1.高校の学びと大学の学びの違いを説明できる
2.論文の読み方・書き方を修得し、他の科目に応用できる
3.グループ・ディスカッション、プレゼンテーションに主体的に取り組むことができる
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
This course introduces the basic concepts of academic writing. Discussing some case studies, we study the principles of academic writing and logical thinking. At the end of the course, participants are expected to explain the essential difference between the learning of high school and the learning of university.
教科書
Textbook
苅谷剛彦『知的複眼思考法』講談社、2002年。(ISBN:4062566109)
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業の進行に沿って、小論文の課題を6題程度出題し、添削指導を行う。
動画教材については事前に視聴してもらい、授業では議論を中心とした「反転学習」を行う。
注意事項
Notice for Students
(1)「高校の学び」から「大学の学び」への移行を促す
本ゼミナールは、「大学で一生懸命に勉強をしよう」というやる気はあるが、「大学の勉強についていけるか不安である」といった1回生を対象にする。「高校で小論文の勉強をしてこなかった」「レポート課題が出されたが参考文献の探し方がわからない」、「WordやExcelといったパソコンの基本スキルが身についていない」といった1回生を対象にして、「高校の学び」から「大学の学び」への移行を促す。

(2)問いを立てる力を鍛える
大学での学びは、自ら「問い」を立てることである。問いを立てるという行為は、言い換えれば、関心を向けている対象を疑問文の形で書きとめることであり、自分の頭で考えることの出発点となるものである。本ゼミナールでは、自ら立てた問いについてレポートを作成する。そして、「書くという行為」、「発表するという行為」、「議論するという行為」に重点を置いたアクティブ・ラーニングを展開する。
大教室で静かに講義を聴くのではなく、「先生や仲間と議論したい」、「自分の問題関心をレポートにまとめたい」といった学生を対象とする。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
 本ゼミナールは、「論文とはどのような文章なのか」といった初歩から始める。
 大学での学びは、「聴く」ことや「読む」ことといった受動的な学びに、「問う」ことや「書く」ことといった能動的な学びが伴って、初めて完結する。本ゼミナールでは、「考えるという行為」と「書くという行為」の相関を論じた苅谷剛彦『知的複眼思考法』を教科書にして、大学で学ぶためのリテラシー能力の向上に努める。『知的複眼思考法』は東京大学の講義録をまとめたもので、「論文の読み方・書き方」の教科書として、広く使われている。
 「『問い』を意識しながら読み、『問い』を意識しながら書く」という、すべての科目に共通する初年次教養教育を、少人数のゼミナール形式で展開する。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
https://office.ilas.nagoya-u.ac.jp/2022-spring-course-time-table/