時間割コード
Registration Code
0012502
科目区分
Course Category
基礎セミナー
First Year Seminar
科目名 【日本語】
Course Title
基礎セミナー
科目名 【英語】
Course Title
First Year Seminar
使用言語
Language Used in the Course
日本語
テーマ(基礎セミナーのみ)
Theme of First Year Seminar(First Year Seminar Only)
医療と材料の関わりを考える
担当教員 【日本語】
Instructor
大槻 主税 ○
担当教員 【英語】
Instructor
OHTSUKI Chikara ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅰ 火曜日 5時限
I Tue 5


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
少人数のセミナーの形式で,大学で学び研究するための最も基本的なスキル(コモン・ベーシック)としての読み(文献調査,考察,検討),書き(まとめ,報告書作成),話す(討論,発表)を中心とした多面的な知的トレーニングを行います。さらに「知の探究のプロセス」と「学問の面白さ」を学び,自立的学習能力を身につけることを目的としています。教員の研究分野に応じて多様なテーマが用意されています。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
This course is conducted in the form of a seminar with small groups.We will provide multifaceted intellectual training focused on reading (literature research, consideration, examination), writing (summary, report writing), and speaking (discussion, presentation) as the most basic skills (common basic) for learning and studying at university.Through this,our goal is to learn the "process of knowledge exploration" and "the fun of learning" and to acquire the independent learning ability.A wide various of themes are prepared according to the research field of the instructors.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
本授業科目は、初年次生を大学教育へ導入し、自立した学習能力を身につけるとともに、文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために、多面的な知的トレーニングによって、コモンベーシックとしての読み、書き、話す能力のかん養を図るとともに、真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。

セミナーのテーマ:医療と材料の関わりを考える
 医療に用いられる材料を調査対象として選んで、どのような経緯で実用化に至ったかを調べ、その調査結果についての発表と議論を行い、その報告書を作成することにより、これらの能力を身につけることを目標にする。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
This class is provided by multifaceted intellectual training in order to introduce first-year students into university education, acquire independent learning abilities, and cultivate basic academic abilities and skills common to both writing and science. The purpose is to improve reading, writing, and speaking abilities as a common basic, and to learn the method and fun of truth-seeking.

Seminar theme: Considering the relationship between medical care and materials
The goal is to acquire research ability by selecting materials to be used for treatment, investigating how they have been put into practical use, presenting and discussing the results of the research, and preparing a report.
教科書
Textbook
必要に応じて紹介します。
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
各自が設定したテーマについて、図書館やインターネットなどを利用して文献調査を行い、それを基にプレゼンテーションとレポートの作成を行ってください。
注意事項
Notice for Students
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
日本バイオマテリアル学会
日本人工臓器学会
日本再生医療学会
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
 病気やけが、加齢により機能が果たせなくなった生体組織を修復する治療として、臓器移植があります。しかし、自分の生体組織を移植する自家移植では、採取できる量が限られており、正常な組織に侵襲を加えることが問題になります。他人の臓器から移植する他家移植では、拒絶反応や感染という生物学問題とドナー不足という問題があります。そこで人工物で生体の機能を代替する治療技術が必要となります。生体の機能を修復または支援することを目的として、身体の組織、あるいは体液と接して用いられる人工材料が、生体材料(バイオマテリアル)です。
 生体材料を用いた治療であれば、供給量や病因物質の感染リスクは低減できるものの、生体に対して生物学的にも力学的にも要求される性能を満足する材料を、治療の目的に合わせて設計しなくてなりません。そこで、細胞を積極的に利用して、その機能の再生をはかる治療、すなわち再生医療が注目を浴びていて、多くの研究が進められています。
バイオテクノロジーや医療技術の発展により、今まで助けられなかった患者を助けられるようになるのはすばらしいことです。ただし、生命倫理の問題を抜きにして、生命の尊厳を脅かしかねないほどの技術の発展を無条件に推し進めるのは危険です。本セミナーでは、材料科学としての可能性だけでなく、生命倫理に対する見識も課題として取り扱います。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
https://office.ilas.nagoya-u.ac.jp/2022-spring-course-time-table/