学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0120031
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
共通実践科目
科目名 【日本語】
Course Title
博物館概論
科目名 【英語】
Course Title
Introduction to Museology
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCC3043J
担当教員 【日本語】
Instructor
栗田 秀法 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KURITA Hidenori ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 2時限
Fall Tue 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
博物館概論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
博物館に関する基礎的知識を理解し,専門性の基礎となる能力を養う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
To understand basic knowledge about museum activities and to develop the basic skills for specialisation.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
博物館学の目的・方法・構成を把握し、博物館の定義、博物館の歴史について知識を身に着け、博物館の現状についての認識を深めることで、学芸員養成課程に主体的に取り組む姿勢を身につける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
下記の内容について、講義を行う。

〇博物館学の目的・方法・構成
 ・博物館学の目的・方法・構成
 ・博物館学史
○ 博物館の定義
 ・定義(類縁機関との違いを含む)
 ・種類(館種、設置者別、法的区分等)
 ・目的
 ・機能
○ 博物館の歴史と現状
 ・我が国及び諸外国の博物館の歴史
 ・我が国及び諸外国の博物館の現状
 ・学芸員の役割(定義、役割、実態)
 ・博物館関係法令

なお、美術博物館にやや比重を置いた講義を行う。

具体的には、
1回:イントロダクション
2回:「博物館」とは何か
3~5回:西洋における博物館の成立
6~8回:博物館の日本への導入と発展
9~11回:博物館法をめぐる諸問題
12~14回:博物館法の課題と展望
15回:まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
博物館概論は、全学教養科目(理系教養科目)においても開講されるので、関心と都合に応じて選択すること。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への取り組み(50%):毎回のコメントペーパーの内容に基づく。
期末試験(50%):博物館学の目的・方法・構成、博物館の定義、博物館の歴史と現状についての理解度を問う。
中間課題を課す場合もある。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
『現代博物館学入門』ミネルヴァ書房

資料は適宜配布する。NUCTとも連携するので積極的に活用すること。
参考書
Reference Book
ブノワ『博物館学への招待』(文庫クセジュ)、『博物館学事典』雄山閣、『新時代の博物館学』芙蓉書房出版、大堀哲・ 水嶋英治編著『博物館概論*博物館資料論』学文社、高橋雄造『博物館の歴史』法政大学出版局、椎名仙卓『図解博物館史』雄山閣出版、松宮秀治『ミュージアムの思想』白水社、ダンカン『美術館という幻想 儀礼と権力』水声社、浜田弘明編『博物館の理論と教育』浅倉書店、『現代美術館学』昭和堂、『現代美術館学Ⅱ 変貌する美術館』昭和堂、井出洋一郎『美術館学入門』明星大学出版部、など。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習:教科書、参考書を手掛かりに毎回のトピックについて概要をつかんでおくことが望ましい。
復習:配布資料に記したURL等を閲覧して理解を深めるともに、できるだけ博物館に足を運び、博物館学の視点で展示や運営について精査することが望ましい。

読書案内
・鈴木一彦『美術館・博物館で働く人たち (しごと場見学!) 』ぺりかん社、中野信子・熊澤弘『脳から見るミュージアム アートは人を耕す』(講談社現代新書)、横山佐紀『学芸員になるには』ぺりかん社、横山佐紀『ミュージアムを知ろう』ペリカン社、千地万造『博物館の楽しみ方』(講談社現代新書)、草薙奈津子『美術館へ行こう』(岩波ジュニア新書)、安村敏信『美術館商売 美術なんて…と思う前に』勉誠出版、清水久夫『博物館学Q&A -博物館・美術館のウラ・オモテ』慶友社、浜田弘明『博物館の新潮流と学芸員』(神奈川大学評論ブックレット)御茶の水書房、住友・保阪『キュレーターになる! アートを世に出す表現者』フィルムアート社、西岡・福『美術館ものがたり その歴史とドラマ』淡交社、西沢立衛『美術館をめぐる対話』 (集英社新書)、サロワ『フランスの美術館・博物館』(文庫クセジュ)、『アートの裏側を知るキーワード』美術出版社
・小宮正安『愉悦の収集 ヴンダーカンマーの謎』(集英社新書)、松永俊男『博物学の欲望 リンネと時代精神』(講談社現代新書)、出口保夫『物語 大英博物館』(中公新書)、ブレスク『ルーヴル美術館の歴史』(創元社)、岩淵潤子『美術館の誕生』(中公新書)、吉見俊也『博覧会の政治学』(中公新書)、上野益三『日本博物学史』(講談社学術文庫)、関秀夫『博物館の誕生―町田久成と東京帝室博物館 』(岩波新書)、吉田憲司『文化の「発見」―驚異の部屋からヴァーチャル・ミュージアムまで』岩波書店、荒井信一『コロニアリズムと文化財』(岩波新書)
・土方定一『画家と画商と蒐集家』(岩波新書)、高階秀爾『芸術のパトロンたち』(岩波新書)、岩淵潤子『大富豪たちの美術館 アメリカ・パトロンからの贈り物』(PHP文庫)、城山三郎『わしの眼は十年先が見える 大原孫三郎の生涯』(新潮文庫)、石田修大『幻の美術館 甦る松方コレクション』(丸善ライブラリー)
・エルキンズ『偽りの名画』(ハヤカワ文庫)、原田マハ『楽園のカンヴァス』(新潮文庫)
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。