学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0121113
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
言語学
科目名 【日本語】
Course Title
言語類型論講義
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Linguistic Typology
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMLI3031J
担当教員 【日本語】
Instructor
堀江 薫 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HORIE Kaoru ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 木曜日 4時限
Fall Thu 4
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
3年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
従属構造・移動表現の類型論研究と比較類型論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義では以下の(1)~(2)を達成することを目的とします。(1)言語類型論という学問の分析手法・説明に関する理解を実際の研究論文を読むことで深める。(2)言語類型論の成果を日本語に応用したケーススタディを読み、世界の言語の中で日本語のもっている特徴に関する理解を深める。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This lecture class will complement the content of 言語類型論特殊研究(offered in the
first semester).The objectives of this lecture class are the following: 

(I) to enhance the students’ understanding of analytical and explanatory method
in Linguistic Typology

(II) to enhance the students' understanding of the structural and functional
characteristics of the Japanese language in the languages of the world
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
言語類型論という学問分野の方法論を日本語をはじめとする個別言語にどのように応用し、研究を進めていくかを具体的なケーススタディを通じて理解し、実際にレポート論文の形で応用の実践例を示すことを目標とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
(1)言語類型論という分野のいくつかの顕著な成果の解説を通じて、言語類型論という分野へ
の理解を深めます。

(2)言語類型論研究の日本語への応用例を読み、世界の言語の中で日本語が構造・機能の面で
どのような特徴を有しているかに関する理解を深めます。

第1週目: 授業で全体の詳細なスケジュールが示されます。

1週目 授業の概観
2週目~8週目 従属構造に関する類型論研究の講義
8週目~13週目 比較類型論に関する講義
14週目~15週目 移動表現の類型論に関する講義
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
言語学あるいは日本語学の基礎的知識があることが望ましいですが、必ずしも前提としません。初回の授業で詳しい本年の講義内容と進度を示したシラバスを配布し、説明します。

Prior knowledge of linguistics/Japanese linguistics is desirable, but not
necessary. The first class is very important as the detailed class schedule
and an overview of the class will be provided and explained.
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
(1)レポート(80%):単に他の研究成果や文法書・辞書の記述をまとめただけで、自分独自の
分析・考察を欠いたレポートは相対的に評価が低くなります。また、自分の方法論や仮説・
主張を分かりやすく説明する工夫も評価の対象となります。他人の研究からの引用や「剽窃」
   には十分注意ください。

(2)1回の「授業内の発表」を含む授業参加(20%)

   なお、5回以上講義を欠席した場合は、学期末レポートを提出しても
単位を認定することができないので、注意してください。

(1) Term paper (80%): Please note that the content of the term
paper should include original ideas, not just quotations.
Also, plagarism must be avoided.

(2) Class participation including a in-class presentation (20%)


Please note that five absences will lead to the cancellation of
the registered class.

60点以上を合格とする。
To pass, students must earn 60 points in total.
教科書・テキスト
Textbook
堀江薫・秋田喜美・北野浩章 『言語類型論』 (開拓社、2021年)
参考書
Reference Book
バーナード・コムリー『言語類型論と言語普遍性』(ひつじ書房, 1992) (Bernard Comrie, Linguistic Typology and Language Universals, 1989, U. of Chicago Press), Croft, W. Typology and Universals (Cambridge UP, 2003), 堀江薫・プラシャント・パルデシ『言語のタイポロジー -認知類型論のアプローチ-』(研究社, 2009)

The above mentioned textbooks are recommended as supplementary readings.
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
最初の授業で配布するシラバスに毎回進む範囲、扱われるテーマが示されていますので、予め自宅で該当範囲を読んだ上で授業に臨まれることを期待します。

Students are expected to read in advance the materials to be covered each time to have a better understanding of the lecture.
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則対面とし、状況に応じてオンラインを併用する。