授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 日本語の歴史について、文法・音声音韻・語彙・文体などの観点から学ぶ。文献中に現れる言語の様子を観察し、現代日本語との相違に注意を払いながら、古代日本語が有する特徴について理解を深める。さらに、古代日本語はどのような点で変化を起こして今日に至るのか、またそれはなぜかを検討することによって、言語の歴史を学ぶことの意味を理解する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Students learn about the characteristics of the Japanese language from the perspective of grammar, phonology, vocabulary, and style. After studying these features, they examine and expand their understanding of what aspects are different from ancient Japanese and what changes occurred to create the modern Japanese mode of expression. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 言語史における個別事象の意味について、全体像を把握することが重要であること、かつ言語の歴史がさまざまなことと連動して起こることを理解した立場から、説明することができるようになる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 日本語について、歴史的な観点から文法・音声音韻・語彙・文体などの諸観点から紹介・説明する。その際、以下の内容の説明、検討を柱として講ずる予定である。 (1)古代語から変化したこと、およびその変化を促した事情 (2)現代語へと変化すること、およびその変化を促す事情 (3)言語文化史と言語変化の関係 ※大枠は昨年度と同様。ただし内容は異なる。 (1)(2)においては、最初に具体的個別的な事象の説明を行い、その上で、それぞれの変化がさまざまな事象の変化との連動性の中で捉えられることを論ずる。受講生は、これらの学習を通じて、かつての日本語についてよりよく知ることが現代日本語を用いる我われ自身を理解することにつながるのだということに気づきたい。 (3)においては、言語が人間の実際の運用に基づいてこそ存在するものであること、言語変化の意味を言語文化史の観点から講ずる。以上の学習を通じて、「日本語を理解すること」に対する見識を深める。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 通常の受講状況2割(基準:授業時に提出を求める小課題への取り組み・受講姿勢全般) 試験8割(試験は複数回に分けて実施する可能性がある。基準:どういう変化が何と連動し、どうして起きると理解したかを自身の言葉で説明できること) |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 『シリーズ日本語史1音韻史』『シリーズ日本語史2文法史』『シリーズ日本語史3語彙史』『シリーズ日本語史4日本語史のインターフェイス』岩波書店,2008~2016年 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 基本的には、受講をきっかけとして意の赴くままにそれぞれの興味や必要に応じて自主的な学習を行うことをのぞみたい。 なお、進捗に応じて課題を指示する場合がある。具体的には、授業に関わる論文を読んでくる/小規模な調査を行ってくる等。その際は、その成果を踏まえて授業を実施する。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用しない。5回以上の欠席は履修の意志がないものと判断する。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
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