学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0121804
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
中国語中国文学
科目名 【日本語】
Course Title
中国文学概論b
科目名 【英語】
Course Title
Survey on Chinese Literature b
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCL2032J
担当教員 【日本語】
Instructor
佐野 誠子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SANO Seiko ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 1時限
Fall Fri 1
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2021年度入学まで
教職【教科】
Teacher's License
中一種・国語、高一種・国語(○漢文学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
中国古典詩概論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
この授業では、中国古典詩についての基礎知識をつけることを目的とし、中国古典詩ならではの表現手法を理解することを目標とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The purpose of this class is to acquire basic knowledge about Chinese classical poetry, and to understand the expressive methods unique to Chinese classical poetry.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
中国古典詩の歴史、近体詩のルール、典型的な題材についての知識を獲得し、自分自身で中国古典詩を鑑賞できるようになること。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
中国古典文学における詩について概観する。日本人が「漢詩」と呼び習わしている中国の古典詩は、唐代に形式上の完成をみた。
中国古典詩の歴史を概観したのち、漢文訓読するだけではわからない、詩の表現のルールについて学び、また、典型的な主題に沿って、代表的な作品を鑑賞しながら、中国古典文学における表現のあり方を体感する。

講義主体ではあるが、一部、詩の韻字・平仄調べや講読など学生の主体的な参加をもとめる部分がある。
1中国古典詩と詩人の地位―イントロダクション
2中国古典詩の歴史:詩経・楚辞
3中国古典詩の歴史:南北朝詩
4中国古典詩の歴史:唐詩
5中国古典詩の歴史:宋詩以降
6韻律と句法
7古体詩と近体詩:平仄について
8中国古典詩の技法:対句等
9中国古典詩の技法:典故と詩語
10中国古典詩のテーマ:政治と仕官
11中国古典詩のテーマ:隠棲と自然
12中国古典詩のテーマ:行旅と別離
13中国古典詩のテーマ:書画・音楽と詩
14中国古典詩のテーマ:懐古
15中国古典詩のテーマ:飲酒
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業内外の小課題及び期末試験による。授業外課題はNUCTで提出。期末試験には詩の読解も含む。60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
佐藤保『詳講 漢詩入門』(ちくま学芸文庫2019)
また、回によっては漢和辞典を必要とする。電子辞書可。
参考書
Reference Book
小川環樹『唐詩概説』(岩波文庫2005)
松浦友久『漢詩―美の在りか』(岩波新書2002)
その他は授業中に紹介する。
また、中国古典詩の翻訳・注釈書は多数ある。歴代の有名な作品を収めたものとして川合康三編『新編 中国名詩選(上)(中)(下)』(岩波文庫2015)があり、他、中国古典詩の翻訳・注釈書は多数ある。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
教科書を用いたワークを事前課題とする。その他、授業で紹介した詩以外の作品も積極的に読んでもらいたい。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面