授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 仏教におけるひとつの流れとしての「密教」について、インド、ネパールから日本に至るまで広い範囲で概観することで、密教的思惟の特異性を理解し、わたしたちの文化の基層を探る。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course introduces characteristics of the Esoteric Buddhism to students by taking a survey of its various forms in Asian countries. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 南アジアから東アジアにわたって展開した密教的仏教の歴史と思想、儀礼、行法、美術等について理解する。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 密教の特質を理解するには思想文献のみを扱うのではなく、儀礼や美術についても視野を広げなければならない。授業では図像やフィールドで撮影した写真等も参照しながら、密教の多面的な理解を目指す。
1. 序―仏教史における密教(タントリズム)の位置― 2. バラモン教における儀礼主義 3. インドにおける密教の台頭―初期密教経典― 4. 密教の確立―『大日経』と『金剛頂経』― 5. 密教のパンテオン 6. 密教と儀礼―ホーマとプージャーについて― 7. 観想法 8. 後期密教のマンダラ 9. マンダラの歴史と構造―仏と世界の関係について― 10. ネパール密教 11. チベット密教 12. 東南アジアの密教 13. 中国密教 14. 日本における密教―空海におけるマンダラ 15. 護摩、むすび |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | とくにない。サンスクリット語の履修は条件としない。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への参加態度50%、レポート50%。60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 立川武蔵『はじめてのインド哲学』講談社現代新書、1992年。 立川武蔵『ブッダから、ほとけへ』岩波書店、2013年。 立川武蔵『仏教史』2、西日本社、2021年。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業の内容は毎回つながっているため、各回の復習に努めること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」と なりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場 合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 原則として対面とするが、状況・事情に応じてリモート受講またはオンデマンド受講を許可する。 |
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