学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0122408
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
東洋史学
科目名 【日本語】
Course Title
中国史講義Ⅲ
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on the History of China III
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMAH3013J
担当教員 【日本語】
Instructor
林 謙一郎 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HAYASHI Kenichiro ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 木曜日 2時限
Spring Thu 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
3年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2021年度入学まで
教職【教科】
Teacher's License
中一種・社会(日本史及び外国史)、
高一種・地歴(外国史)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
中国西南民族史講義


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
中国西南,とくに雲南地方に分布する民族の政治統合・民族意識の発生について概観する。また,中国における西南民族(史)研究の歴史・西南民族研究で用いられる史料などについてもとりあげる。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
In this course we are going to look into the history of the ethnic groups in Southwest China, mainly in Yunnan, and acquire the basic knowledge on the study on the rise of their policical integration, ethnic identity, etc. Also we look into the historiography of the history of the ethnic groups in Southwest China, and some typical historical sources in this field.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
雲南地方の秦漢〜明代の歴史の流れを具体的に学ぶことを通じて,中国世界の周辺部に位置する諸民族・諸集団の歴史的動向について,「中原王朝の辺境経営史」とは異なる視点からの分析・理解を自ら行う視点を得ることが目標である。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業は講義形式でおこなう。できるかぎり地図・写真などを提示して多面的な理解が得られるようにつとめる。授業の内容は中国史の基本的な知識があることを前提とするので、未履修者は各自学習することがのぞましい(重要事項については授業中にも解説する)。

第1章 中国雲南省とその民族の概況(導入)
第2章 秦漢:西南夷の「発見」と郡県の設置
第3章 魏晋南北朝:南中社会の成立と爨氏の台頭
第4章 唐前期の雲南経営と雲南民族
第5章 唐代雲南の烏蛮と白蛮
第6章 『蛮書』と『新唐書』南蛮伝
第7章 南詔国による雲南統一
第8章 南詔国後期の対外遠征
第9章 南詔国の衰亡
第10章 大理国による再統一
第11章 モンゴル王朝と大理段氏
第12章 明王朝の雲南征服・雲南統治
第13章 まとめ

上記の各章は授業の各回に対応するのではなく,各章について1回〜3回の講義を行う。年度によってどの部分に重点を置くかは異なっている。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特になし。ただし授業の内容は中国史の基礎的な知識があることを前提とするので、未履修者は各自学習することがのぞましい(重要事項については授業中にも解説する)。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
出席は取らないが,「課外学習等」に書いたように,講義内容に関する質問を一定回数以上書き込んでいることを単位認定の基準とする。
成績評価は期末試験による(筆記試験またはレポート試験。受講者数や開講形態によって判断する)。100点満点中60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
担当教員が作成したスライドおよび配付資料をNUCTの授業サイトに掲載する。
参考書
Reference Book
授業時に適宜指示する(この授業で扱う内容をすべてカバーする日本語による概説書は、残念ながら存在しない)。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義の数日前までにNUCTの授業サイトにスライド・配付資料を掲載するので、あらかじめそれらに目を通し、講義内容に関する質問を考えてNUCTサイトの「フォーラム」に書き込むこと(質問の提出は講義後になってもよい)。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施するが,オンラインによる受講も可とする。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。