学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0122605
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
美学美術史学
科目名 【日本語】
Course Title
美術史講義Ⅲ
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Art History III
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMHA3013J
担当教員 【日本語】
Instructor
栗田 秀法 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KURITA Hidenori ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 2時限
Spring Mon 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
西洋近世絵画史


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
近世美術史の流れを、表現様式の変遷に加え、社会や制度(アカデミー、サロン)、芸術論との関わりの中で理解する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Students will gain an appreciation of the formal and conceptual features of a given style during the early modern period as well as an understanding of the historical, social, and cultural context in which work was produced.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
物語画や風景画の理論を踏まえて作品を読み解くことができるようになる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
歴史画(物語画)と歴史風景画の成立と展開をフランス近世を中心にたどり、「おそれとあわれみ」を観者に惹起する作劇術が物語画に果たした役割を検証する。


扱うトピック
1回:アルベルティと「ヒストリア」
2回:ラファエッロとアリストテレス『詩学』
3回:ティツィアーノの演劇表現
4回:プッサンとベラスケス
5回:プッサンとペリペテイア
6回:レンブラントの劇的な物語画
7回:美術アカデミーとラファエッロ;A.コワペル
8回:フラゴナールの歴史画
9回:ダヴィッド①
10回:ダヴィッド②
11回:プッサンの悲劇的風景画と崇高
12回:崇高の風景画
13回:ターナー
14回:アングルとドラクロワ
15回:まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない

This course will be taught in Japanese.
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末試験50%、授業への取り組み(コメントペーパーの内容)50%
60点以上を合格とする。

Grading will be decided based on attendance and the quality of the students’
performance in the class.
教科書・テキスト
Textbook
特になし。

No textbook.
参考書
Reference Book
『世界美術大全集』(全28巻)小学館、「西洋美術の歴史」(全8巻)中央公論新社、

りー『ウト・ピクトゥラ・ポエシス : 詩は絵のごとく : 絵は詩のごとく : 人文主義絵画理論』アートワークス
大野芳材『フランス近世の美術 : 国王の美術から市民の美術へ』財務省印刷局
拙著『プッサンにおける語りと寓意』三元社
フリード『没入と演劇性 : ディドロの時代の絵画と観者』水声社
桑島秀樹『崇高の美学』講談社
木村三郎監修『新古典主義美術の系譜』中央公論美術出版
『アリストテレース 詩学/ホラーティウス 詩学』(岩波文庫)
ディドロ『絵画論』(岩波文庫)
クラーク『風景画論』(ちくま学芸文庫)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習:参考書を手掛かりに毎回のトピックについて概要をつかんでおくことが望ましい。
復習:NUCTを活用するので適宜活用してほしい。読書案内で示した文献などで学んだ知識を深めることが望ましい。授業で取り上げた作品について所蔵館のwebサイトなどで深く知ることも有益である。所蔵作品が授業内容と関連する美術館(国立西洋美術館、静岡県立美術館、東京富士美術館、ヤマザキマザック美術館等)にできるだけ足を運び、学んだ内容を実地で確かめることも心掛けたい。

読書案内
『西洋絵画の歴史』(全3巻)小学館ビジュアル新書101、木村三郎『西洋近代美術の見方・学び方』左右社、『西洋美術館』小学館、望月典子『タブローの「物語」 : フランス近世絵画史入門』慶應義塾大学出版会、三浦篤『まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画』東京大学出版会、高階秀爾『フランス絵画史』(講談社学術文庫)、高階秀爾『バロックの光と闇』(講談社学術文庫)、スタロビンスキー『自由の創出 18世紀の芸術と思想』白水社、オナー『新古典主義』中央公論美術出版、など。

芸術専門図書室として、愛知芸術文化センター・アートライブラリーの積極的な利用を勧める。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。