学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0122610
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
美学美術史学
科目名 【日本語】
Course Title
美術史講義Ⅶb
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Art History VIIb
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMHA3020J
担当教員 【日本語】
Instructor
木俣 元一 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KIMATA Motokazu ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 木曜日 4時限
Fall Thu 4
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
表象不可能なものの表象:キリスト教の教義と美術


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
神、キリスト、三位一体など、キリスト教の教義において美術では表すことが不可能な対象をいかに美術によって描くか、という困難な課題に対するヨーロッパの中世からルネサンスにかけての様々な挑戦について事例を挙げながら考察することを通じ、人間の文化の歴史についての理解を深める。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Considering various challenges from the Middle Ages to the Renaissance in Europe to the difficult task of how to represent with art themes that cannot be represented by art in Christian doctrine, such as God, Christ, and the Trinity. Through doing so, we will deepen our understanding of the history of human culture.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
人間の文化の歴史とその多様性について深い理解を身につける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
キリスト教の神は、人間の感覚を越えた超越的存在であり、キリストは完全な神性と人性を兼ね備えた存在であり、「三位一体」は人間の理解を超越した教義であるとされた。しかしヨーロッパの中世からルネサンスにかけての美術では、これらの美術では表象できないと考えられる対象や主題を表象することに多様な形で挑戦している。これらの挑戦の事例を多数取り上げながら解釈することによって、ヨーロッパの美術の創造と受容の知られざる部分に光を当てていく。

たとえば以下のようなテーマを取り上げる。
・キリストにおける神の受肉
・キリストの神性と人性
・キリストの死と復活
・「三位一体」の教義
・聖餐の秘跡における全実体変化
・創造主
・神の永遠性・無時間性・不可視性
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
世界史についての基礎的な知識をそなえていること。「美術史講義Ⅱ」(2022年度春学期)と関連する。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
課題(75点)と期末レポート(25点)で評価する。60点以上を合格とする。ただし期末レポートの提出のない者は不合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
授業時に資料をNUCTにアップします。
参考書
Reference Book
授業時に指示します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
課題に対応する。授業時に指示した参考書・論文・動画などを参照する。レポート提出に向けて準備を行う。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。