授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 15世紀から16世紀前半にネーデルラント(特にフランドル地方)で制作された芸術が人々の社会的・宗教的生活において果たしていた役割(機能)について学習する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Acquire knowledge on social and religious roles (function) of art in the fifteenth- and sixteenth-century Netherlands, especially Flanders. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 芸術作品の意味内容(図像)と役割(機能)に関する分析能力を育成・発展する。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | この授業では、15-16世紀前半のネーデルラント(特にフランドル地方)で制作された芸術作品(絵画・彫刻・装飾写本・版画)の意味内容と制作背景等に関する考察を通して、中世末期の社会的・宗教的生活において視覚芸術が果たしていた役割について学びます。毎回テーマを設定し、特定の場(空間)や宗教的実践のために制作された作品を紹介しつつ、「作品・観者・空間」の関係について、グループディスカッション等を交えながら考察します。作品の機能、意図された観者と設置空間について分析し、芸術作品を立体的に理解する方法を習得することに重点を置き講義を進めます。 1)初期ネーデルラント絵画概説 2) 宮廷―宮廷芸術家の位置づけと役割 3) 都市と裁判所―審判図と教訓画 4) 都市と祝祭―宗教行列と活人画 5) 典礼と奉納①―祭壇画の形式と発展 6) 典礼と奉納②―奉納画と寄進画 7) 個人祈祷①―祈祷画 8) 個人祈祷②―時祷書 9) 巡礼①―身体的巡礼とイメージ 10) 巡礼②―霊的巡礼とイメージ 11) 施療院①―シント・ヤン施療院とハンス・メムリンク 12) 施療院②―ポテリーの聖母施療院の奇跡的イメージ 13) 修道院と兄弟団①―観想的生活におけるイメージの利用 14) 修道院と兄弟団②―共同体の証としてのイメージ 15) イコノクラスム:イメージの破壊と無効化 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件は要さない。歴史・文化・宗教など幅広い分野に関心を有する学生を歓迎します。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | レポート試験(60%)と平常点(コメントペーパー、40%)。総点で評価し、100点満点中60点以上を合格とする。試験については、授業で扱った内容について正しく理解していることに加え、主体的な考察を行っていることを合格の基準とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 事前に配布するレジュメ・資料に目を通し、疑問点や関心事項などをまとめておくこと。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
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