授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 東アジアの食文化について講義し、身近にある食の話題から異文化理解と民俗調査の方法について学ぶことを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with the food culture and cross-cultural understanding. It also enhances the development of students’ skill in carrying out folkloric fieldwork. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | この授業では、受講者が授業終了後に、1)食文化の視点から日本と中国の地域文化を総合的に理解すること、2)食文化に関する調査を主体的に遂行できることを目標とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 授業の際に文献資料に視聴覚資料等を加え、日本と中国における食文化に関するフィールド調査の研究例を紹介し、適宜解説と議論を行う。また、受講者の各自関心のあるテーマにそった調査計画の策定と実施について助言、指導する。授業はおおむね以下のような流れで進められる。
☆概 論:食を通して地域文化を学ぶ
第1回:ガイダンス
第2回:東アジアの食文化
第3回:和食とは何か?
第4回:中国料理がなぜ広まったか?
第5回:「国民料理」の形成と越境
☆事例研究:正月の行事食からみる日本と中国
第6回:日本の正月行事と食
第7回:日本の正月と餅
第8回:中国江南の正月と餅
第9回:民俗世界における餅の意義
☆実 践:身近な食文化を調べよう
第10回:食文化の研究とは何をすることか?
第11回:フィールド調査とは何をすることか?
第12回:フィールド調査の進め方
第13回:調査計画の発表・討論(1)
第14回:調査計画の発表・討論(2)
第15回:調査計画の発表・討論(3)
(以上は取り上げる予定のテーマであるが、扱う順番はこの限りではない。) |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 文化人類学分野・専門の学生を対象とする。初回のガイダンスに必ず参加すること。
受講者の人数や関心のある分野、要望等によって授業の内容を変更する場合がある。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への積極的な取り組みを30%、発表の内容を30%、期末レポートの内容を40%として評価し総合して60点以上を合格とする。
食文化に関する民俗調査を主体的に遂行できる能力・知識を身につけていることを評価基準とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 必要な資料やプリントを授業ごとに配付し、授業進度、学生の理解に合わせて適宜指定する。 |
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参考書 Reference Book | | 『食の民俗事典』野本寛一編、柊風舎、2011
『民俗小事典 食』新谷尚紀、関沢まゆみ編、吉川弘文館、2013
『石毛直道食の文化を語る』石毛直道、ドメス出版、2009
『中国食事文化の研究』西澤治彦、風響社、2009
『日本の食文化』小川直之ら編、吉川弘文館、2018
『フィールドワーク増訂版』佐藤郁哉、新曜社、2010など。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回の授業前に配布資料を読み、その内容を要約すること。
自身の発表に際しては図表などを適宜使用し、わかりやすい発表資料を作成すること。
また授業時間外に各自、関心のある研究テーマについて調査し報告する必要がある。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細は NUCT で周知する。 |
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