授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 文化人類学は人類の文化と社会の本質を、多様性と普遍性の両面から追求する学問である。本講義では、世界観、価値観、生活習慣、宗教、親族、政治、経済など幅広い領域から具体例を取り上げつつ、人間の営みの総体としての文化を研究する文化人類学の視点について講述する。単に文化人類学のおもな研究や理論を紹介するだけでなく、従来の議論にたいして近年どのような批判的再検討がなされているかについても扱う。特に、今日の世界では、交通手段、情報通信手段、金融システムが発達し、人、文化、経済、政治、情報が国境を越え、新たな空間が形成されている。こうしたなかで、文化人類学者は、フィールドでみられる新たな現象に対して、どのように向き合い、分析しているのか、文化人類学の現状を明確にしていく。そこから、文化人類学が研究対象としている社会が直面している状況について理解したうえで、現代の社会的事象に対する文化人類学のアプローチと視点を習得する。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course is an introduction to cultural anthropology. Cultural anthropology offers a way of understanding both the commonalities of the human experience and the diversity of human societies and cultures. It offers tools for making sense of the experience of people whose lives are different from our own, as well as casting our familiar world in a new perspective.
The goals of this course are to (1) obtain the basic knowledge of cultural anthropology. (2) deepen your critical thinking about cultural differences and similarities. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 文化人類学の基礎的な知識を学び、物事を柔軟かつ多角的に捉え、分析する力を身につけている。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本講義は、講義形式で行われる。 1.イントロダクション 2.文化人類学と他者研究 3.文化人類学の歴史 4.文化人類学の方法論 5.文化人類学と民族誌 6.言語とは何か 7.生業とは何か 8.経済とは何か 9.結婚とは何か 10.民族とは何か 11.政治とは何か 12.宗教とは何か 13.観光とは何か 14.開発とは何か 15. まとめ |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 受講生の数や、リフレクションペーパーの内容などによって、授業の内容を変更する場合がある。 授業は、レジュメとパワーポイントを使用し、視聴覚資料を用いる。 |
|
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業中のリアクションペーパー30%、最終試験の成績70%で評価する。 60点以上を合格とする。 |
|
|
教科書・テキスト Textbook | | |
|
参考書 Reference Book | | 綾部恒雄・桑山敬己編2010『よくわかる文化人類学(第2版)』ミネルヴァ書房など |
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | わからないことは自ら調べたり、質問したり、能動的な学習姿勢を望む。そのため、紹介した文献等を参照しながら復習することが望ましい。 |
|
|
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。
『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場 合は「F」となります。 |
|
|
備考 Others | | |
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし、状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
|
|