授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本演習では、文化人類学の理論や方法論に加えて、さらに深い専門的理解を得ることを目標とする。受講者は、自らの研究課題を設定し、問題理解を深化させ、大学での勉学の総仕上げとしての研究プロジェクト論文作成につなげていく。特に、自分の研究テーマを、先行研究の検討をとおして学問全体の中に位置づける。また、授業内での発表を通して、効果的なプレゼンテーション、生産的な議論のあり方についても実践的に学ぶ。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The goal of this course is to obtain a deep understanding of the theory and methodology of cultural anthropology. By the end of the course, students develop the ability to write research project papers based on their learning outcomes. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・文化人類学という学問分野について、深い専門的理解を有している。 ・これまでの学習の成果を活用して、研究プロジェクト論文を作成できる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本演習は、受講者による個人発表を基軸としている。 受講者は、文化人類学演習IIIaで先鋭化させた問題関心をもとに、それを学術的な論考として表現するための基礎的なスキルを学ぶ。
受講者は、自身の関心に近いと思われる学術論文を選定し、選定した論考における(1)問いの立て方、(2)資料の収集方法と扱い方、(3)考察のすすめ方、(4)結論の導き方、を中心に紹介し、そこから明らかになった点と明らかにされていない点、未解決の問題について整理する。卒業研究に取り組んでいる場合は、その中間報告をおこない、論文形式の原稿完成に向けた今後の課題を確認する。
受講者は、各回ごと順番に報告者、コメンテーター、司会進行を担当する。各自、レジュメを用意して報告発表をおこない、それを受けた全体討論を通して学術的な論考の書き方ないし作法を学ぶ。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 文化人類学分野・専門の学部3年生以上を対象とする。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 個人発表(50%)+討論への参与度(50%) 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 和文ジャーナル ・『文化人類学』 ・『社会人類学年報』 ・『日本民俗学』など
英文ジャーナル ・Journal of the Royal Anthropological Institute (formerly MAN) ・ HAU: Journal of Ethnographic Theory ・Anthropology in Action ・Current Anthropology ・Japanese Review of Cultural Anthropology など |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 査読制をとる学術雑誌(参考書欄にあげてある雑誌類)にふれる機会を増やす。さまざまな学術雑誌を実際に手に取って、目をとおす習慣を身につける。 日ごろから、自分の日常生活の出来事に興味をもって観察し、それらが文化人類学分野・専門で学んでいる内容とどのように関係するのかについて、自主的に考えることを習慣化することを意識してください。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。
『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし、状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
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