授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 社会学は社会問題をどのように捉え、どのような政策形成を支えてきたのか。また、社会問題と向き合うなかで、社会学自体はどのように形成されてきたのか。政策という観点から社会学の歴史を読み直し、古典を未来に活かす道を探りたいと思います。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | How has sociology seen social problems, and what kinds of policy formation has it supported? Also, how has sociology itself been formed in the face of social problems? I would like to reexamine the history of sociology from the policy perspective and explore ways to utilize the classics for the future. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 社会学の古典をわがものと感じ、そこからヒントを得て自分自身の社会学を作り出したいという強い意欲が湧いてくることが到達目標です。ただし、大学の勉強に「これだけやれば十分」という限界はないので、到達目標に到達すれば十分と心得てはいけません。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1)資本主義が生んだ疎外と貧困――エンゲルス 2)有機的連帯のための同業組合――デュルケーム 3)政策論議における科学と政治――ヴェーバー 4)上からの政策と下からの連帯――シュモラー、ブレンターノ 5)社会調査に基づく政策立案――ウェッブ夫妻 6)戦争から福祉国家への青写真――ベヴァリジ、ポランニ 7)福祉国家行政を支える社会学――マーシャル、ティトマス 8)福祉国家の危機と国際比較――ウィレンスキー、エスピン‐アンデルセン 9)福祉社会とNPOの社会学――パットナム、スコッチポル |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 私語は厳禁します。講義を聴くだけでなく、紹介された文献を自分で読み進めることが求められます。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 学期末の論述試験。講義の内容を理解したうえで、さらにどれだけ自分で研究を進めたかを問います。 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 厚東洋輔『〈社会的なもの〉の歴史――社会学の興亡1848-2000』(東京大学出版会、2020年) https://youtube.com/playlist?list=PLrOe0rqnAOTgsDArZIq6EM4CCHUziHcnY |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 大学の勉強には、これだけやれば十分という限界はありません。風変わりな社会政策学者だった福田徳三が百年前に絶叫した言葉を、私も皆さんに向かって絶叫したいと思います。「予は、諸君が予の講義をもって金科玉条的に一字一句鵜呑みにせらるることを最も厭うものにして、なるべく疑問をより多く喚起し、よってもってさらに高尚なる研究をなさんとの念をだに諸君の胸裏に喚起することを得ば、予が願いはすなわち足れり」。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 同時双方向型オンラインで実施します(ただし今後の状況によって変更する可能性があります)。事前に授業動画を視聴し、コメントや質問を用意したうえで討論に臨んで下さい。 |
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