授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 社会政策とは何か。それはなぜ必要で、私たちの人生とどう関わっているのか。社会政策を分析し、未来を構想するにはどうしたらよいのか。この授業では、福祉社会学ないし社会政策学の基本概念を紹介するとともに、私自身の研究を素材としてその面白さを伝えます。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | What is social policy? Why do we need it, and how does it relate to our lives? How can we analyze social policy and design the future? In this course, I will introduce the basic concepts of welfare sociology and social policy and use my own works as a source of inspiration. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 福祉社会学の概念と方法を理解し、そこからヒントを得て自分自身の研究を進めたいという強い意欲が湧いてくることが到達目標です。ただし、大学の勉強に「これだけやれば十分」という限界はないので、到達目標に到達すれば十分と心得てはいけません。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1)『よくわかる福祉社会学』Ⅰ基本概念 2)『よくわかる福祉社会学』Ⅱケア 3)『よくわかる福祉社会学』Ⅲリスク社会と個人化 4)『よくわかる福祉社会学』Ⅳ貧困と社会的排除 5)『よくわかる福祉社会学』Ⅴレジーム 6)『よくわかる福祉社会学』Ⅵジェンダー 7)『よくわかる福祉社会学』Ⅶコミュニティ 8)『よくわかる福祉社会学』Ⅷサードセクター・市民社会 9)自由と平等をつなぐ連帯――ロナルド・ドーアの福祉社会学 10)福祉から見た台湾の国家形成――150年の歴史をたどる 11)ILO百年――グローバル社会政策の起源 12)コロナと福祉のアジア |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 私語は厳禁します。教科書や配布資料を事前に読んできていることを前提に講義を行ないます。 |
|
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 学期末の論述試験。講義の内容を理解したうえで、さらにどれだけ自分で研究を進めたかを問います。 60点以上を合格とします。 |
|
|
教科書・テキスト Textbook | | 武川正吾ほか編『よくわかる福祉社会学』(ミネルヴァ書房、2020年) |
|
|
参考書 Reference Book | | 上村泰裕『福祉のアジア――国際比較から政策構想へ』(名古屋大学出版会、2015年) |
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 大学の勉強には、これだけやれば十分という限界はありません。風変わりな社会政策学者だった福田徳三が百年前に絶叫した言葉を、私も皆さんに向かって絶叫したいと思います。「予は、諸君が予の講義をもって金科玉条的に一字一句鵜呑みにせらるることを最も厭うものにして、なるべく疑問をより多く喚起し、よってもってさらに高尚なる研究をなさんとの念をだに諸君の胸裏に喚起することを得ば、予が願いはすなわち足れり」。 |
|
|
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
|
|
備考 Others | | |
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 同時双方向型オンラインで実施します(ただし今後の状況によって変更する可能性があります)。事前に授業動画を視聴し、コメントや質問を用意したうえで討論に臨んで下さい。 |
|
|