授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 近代的な心理学は、哲学の長い伝統を基盤としつつ、19世紀に起こった自然科学的研究の潮流を取り入れ、独自の方法論を形成してきた。また心理学は実験や調査などによる実証的研究を重視するが、そこで得られたデータを解析し意味を見出すために、独自の統計学的手法を発展させてきた。心理学を学ぶには、これらについての知識や技能の習得が必須となる。 そこで本授業では、心理学の歴史や基礎的な概念を押さえた上で、研究において必要とされる実験計画やデータ分析の素養を獲得することを目的とする。 Modern psychology has been formed own methodology accompanied with approach of natural science, although mind research has a long philosophical history. It also emphasizes empirical research, and has been developed experimental methods and statistical analysis. The students will learn history of psychology, methodology of psychological experiments, and statistical analysis. The goal of this course is to acquire basic knowledge of experimental psychology. |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・心理学の歴史と基礎的な概念を理解する ・心理学の研究において必要とされる実験計画やデータ分析の方法を理解する |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 下記の内容について講義をおこなう。
・心理学とはどんな学問か ・心理学成立の概史 ・感情,学習,進化,動機づけ,脳,生理,発達,知覚,意識等の心理学の諸概念 ・心理学研究法―実験法と観察法 ・記述統計と推測統計 ・統計的仮説検定の考え方 ・平均値の差の検定 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件は特に指定しないが、この授業は学問としての心理学の在り方や心理学の研究法、特に心理学研究において必要とされる統計学の習得に重点を置く。そのため、概論といってもかなり専門的な内容を含むので注意すること。 また、心理学を専攻する学生は、必ずこの授業を履修することが求められる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 数回の小レポート(計40%)と期末試験または期末レポート(60%)により評価する。60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 戸田山 和久「哲学入門」ちくま書房新書 長谷川 寿一, 東條正城, 大島 尚, 丹野 義彦, 廣中 直行「はじめて出会う心理学」有斐閣アルマ サトウタツヤ,高砂美樹「流れを読む心理学史」有斐閣アルマ 高野 陽太郎,岡 隆「心理学研究法」有斐閣アルマ 山田 剛史,村井 潤一郎「よくわかる心理統計」ミネルヴァ書房 鵜沼秀行,長谷川桐「改訂版 はじめての心理統計法」東京図書
その他、授業中に適宜紹介する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 指定された参考書などを読むこと。講義において随時出される課題を実行し提出すること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 期末試験を受験しない場合,または期末レポートを提出しない場合を「欠席」とする。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 初回は対面で実施する(ただし感染状況によって変更の可能性がある)。開講形態は各回で異なる。詳細はNUCTで周知する。 |
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