学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0123301
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
共通選択科目
科目名 【日本語】
Course Title
博物館経営論
科目名 【英語】
Course Title
Museum Management
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCC3044J
担当教員 【日本語】
Instructor
栗田 秀法 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KURITA Hidenori ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 5時限
Spring Mon 5
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
博物館経営論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
博物館の形態面と活動面における適切な管理・運営について理解し,博物館経営(ミュージアムマネージメント)に関する基礎的能力を養う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
To enable students to understand the appropriate management and operation of museums in terms of their organizations and activities, and to cultivate basic abilities related to museum management.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
博物館の経営基盤、博物館経営のあり方、博物館における連携について正しく理解し、博物館運営を活性化するためのセンスやノウハウを身に着ける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
下記の内容について講義を行う。

○ 博物館の経営基盤
・ミュージアムマネージメントとは
 ・行財政制度
 ・財務
 ・施設・設備(ユニバーサル化を含む)
 ・組織と職員
○ 博物館の経営
 ・使命と計画と評価
 ・博物館倫理(行動規範)
 ・博物館の危機管理
 ・利用者との関係(広報・マーケティング、ミュージアムショップ等)
 ・企画展の運営
○ 博物館における連携
 ・市民参画(友の会、ボランティア、支援組織等)
 ・博物館ネットワーク・他館との連携
 ・他機関(行政・大学・類縁機関等)との連携
 ・地域社会と博物館(地域の活性化、地域社会との連携)

なお、主として美術博物館を例として講義を行う。

具体的には
1回:イントロダクション
2回~7回:博物館の経営基盤
8回~12回:財政難時代の博物館経営
13回~14回:連携・ネットワーク活動の必要性
15回:まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
博物館概論未修者は『現代博物館学入門』の第1章を読んでおくことが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
平常点(50%):コメントペーパーの内容に基づく
期末試験(50%):博物館の経営基盤、博物館の経営、博物館における連携についての理解を問う。
中間課題を課す場合もある。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
『現代博物館学入門』ミネルヴァ書房

NUCTと連携するので適宜活用のこと。
参考書
Reference Book
『ミュージアム・マネージメント学事典』学文社、『博物館学事典』雄山閣、『新時代の博物館学』芙蓉書房出版、大堀哲・ 水嶋英治編著『博物館情報・メディア論*博物館経営論』学文社、井出洋一郎『美術館学入門』明星大学出版部、『芸術経営学講座1 美術編』東海大学出版会、『芸術経営学を学ぶ人のために』世界思想社、伊東・岡部・加藤・新美『アートマネージメント』武蔵野美術大学出版局、『アーツ・マネジメント概論 三訂版 (文化とまちづくり叢書)』水曜社、高階・蓑編『ミュージアム・パワー』慶應義塾大学出版会、金山喜昭『公立博物館をNPOに任せたら』同成社、村井編『入門ミュージアムの評価と改善―行政評価や来館者調査を戦略的に活かす』(アム・プロモーション)、佐々木秀彦『コミュニティ・ミュージアムへ 「江戸たてもの園」再生の現場から』(岩波書店)、布谷知夫『博物館の理念の運営 利用者主体の博物館学』雄山閣、青木他編『博物館が壊される! ―博物館再生への道―』雄山閣、など。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習:教科書、参考書の関連するトピックに目を通しておくことが望ましい。
復習:配布資料に記されたURLにアクセスして知見を広げるとともに、できるだけ博物館の現場に赴き、博物館経営論の視点で展示や運営のあり方を見直すことが望ましい。

読書案内
・蓑豊『超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦』『超<集客力>革命 人気美術館が知っているお客の呼び方』 (角川oneテーマ21)、高橋明也『美術館の舞台裏 魅せる展覧会を作るには』(ちくま新書)、西野嘉章『モバイルミュージアム 行動する博物館 21世紀の文化経済論』 (平凡社新書)、小口弘史『月曜美術館 休館日に、そこで何が起こっているのか』祥伝社、伊藤寿朗『ひらけ、博物館』(岩波ブックレット)、北川フラム『ひらく美術: 地域と人間のつながりを取り戻す』(ちくま新書)、『アートの裏側を知るキーワード』美術出版社
・岩淵潤子『美術館は眠らない 過激なニューヨーク』(朝日文庫)、坂東元『夢の動物園 旭山動物園の明日』角川学芸出版、平田オリザ『芸術立国論』(集英社新書)、梅棹忠夫編『博物館と美術館 館長対談』(中公新書)、『梅棹忠夫 語る』(日経プレミアシリーズ)、古賀太『美術展の不都合な真実』(新潮新書)
・『私も美術館でボランティア』『がんばれ美術館ボランティア』淡交社、金子郁容『ボランティア もうひとつの情報社会』(岩波新書)、山下治子『ミュージアムショップに行こう』(アム・プロモーション)
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。