学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0123304
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
共通選択科目
科目名 【日本語】
Course Title
博物館展示論
科目名 【英語】
Course Title
Museum Exhibtion
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCC3047J
担当教員 【日本語】
Instructor
栗田 秀法 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KURITA Hidenori ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 2時限
Fall Mon 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
3年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
博物館展示論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
展示の歴史,展示メディア,展示による教育活動,展示の諸形態等に関する理論及び方法に関する知識・技術を習得し,博物館の展示機能に関する基礎的能力を養う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
To acquire knowledge and techniques concerning the history of exhibitions, various exhibition media, educational activities through display, theories and methods related to various forms of exhibitions, and to cultivate basic abilities related to exhibition functions of museums.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
博物館展示の意義、博物館展示の実際、展示の解説活動について正しく理解し、魅力的な展示のためのセンスやノウハウを身に着ける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
下記の内容について講義を行う。

○ 博物館展示の意義
 ・コミュニケーションとしての展示
 ・調査研究の成果の提示
 ・展示と展示論の歴史
 ・展示の政治性と社会性
○ 博物館展示の実際
 ・展示の諸形態
 ・企画展の企画・実施
 ・展示の制作(企画,デザイン,技術,施工等)
 ・関係者との協力(他館、所蔵者、専門業者等)
 ・展示の評価と改善・更新
○ 展示の解説活動
 ・解説文・解説パネル
 ・人による解説
 ・機器による解説
 ・展示解説書(展示図録,パンフレット等)

なお、美術博物館の活動や実例に比重を置いた講義とする。

また、受講者に仮想の展覧会企画案を作成してもらい、順次プレゼンテーションを行ってもらう予定である。

具体的には
1回:イントロダクション
2回~5回:常設展示の構想から終了まで
6回~10回:特別展示の企画運営
11回~12回:展示の経営学
13回~14回:受講生によるプレゼンテーション
15回:まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
博物館展示論は、美術館を中心とする本授業のほか、古尾谷教授(日本史学)によっても開講されるので、専門や関心に応じて選択すること。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への取り組み(30%):コメントペーパーの内容に基づく。
中間課題(20%):企画のプレゼンとレポート
期末試験(50%):博物館展示の意義、博物館展示の実際、展示の解説活動に関する理解と知識を問う。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
『現代博物館学入門』(ミネルヴァ書房)

NUCTと連携するので適宜活用すること。
参考書
Reference Book
『博物館学事典』雄山閣、『展示学事典』丸善出版、『展示学事典』ぎょうせい、『新時代の博物館学』芙蓉書房出版、大堀哲・水嶋英治編著『博物館展示論*博物館教育論』学文社、黒沢浩編『博物館展示論』講談社、日本展示学会編『展示論―博物館の展示をつくる』雄山閣、里見親幸『博物館展示の理論と実践』同成社、ディーン『美術館・博物館の展示 理論から実践まで』丸善、マックリーン『博物館をみせる 人々のための展示プランニング』玉川大学出版部、藤原工『学芸員のための展示照明ハンドブック』講談社、コールトン『ハンズ・オンとこれからの博物館』東海大学出版会、井出洋一郎『美術館学入門』明星大学出版部、住友・保坂『キュレーターになる! アートを世に出す表現者』フィルムアート社、など。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習:教科書、参考書を手掛かりに毎回のトピックについて概要をつかんでおくことが望ましい。
復習:できるだけ博物館に赴き、博物館展示論の視点で展示について精査することが望ましい。

読書案内
・『アートの裏側を知るキーワード』美術出版社、ブノワ『博物館学への招待』(文庫クセジュ)、木下史青『博物館へ行こう 』(岩波ジュニア新書) 、高橋明也『美術館の舞台裏 魅せる展覧会を作るには』(ちくま新書)、西野嘉章『モバイルミュージアム 行動する博物館 21世紀の文化経済論』 (平凡社新書)、吉田憲司『文化の「肖像」――ネットワーク型ミュージオロジーの試み』岩波書店、岡部あおみ『ポンピドゥー・センター物語』紀伊国屋書店、足澤るり子『展覧会をつくる』柏書房
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。