学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0123305
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
共通選択科目
科目名 【日本語】
Course Title
博物館教育論
科目名 【英語】
Course Title
Museum Education
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCC3048J
担当教員 【日本語】
Instructor
栗田 秀法 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KURITA Hidenori ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 3時限
Spring Mon 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
博物館教育論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
博物館における教育活動の基盤となる理論や実践に関する知識と方法を習得し,博物館の教育機能に関する基礎的能力を養う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
To acquire knowledge and methods of theory and practice which form the basis of educational activities in museums, and to cultivate basic abilities related to educational functions of museums.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
学びの意義、博物館教育の意義と理念、博物館の利用と学び、博物館教育の実際について正しく理解し、
魅力的な博物館教育のためのセンスとノウハウを身に着ける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
下記の内容について講義を行う。

○ 学びの意義
○ 博物館教育の意義と理念
 ・コミュニケーションとしての博物館教育(博物館教育の双方向性、
博物館諸機能の教育的意義)
 ・博物館教育の意義
  (生涯学習の場としての博物館、人材養成の場としての博物館、
地域における博物館の教育機能、博物館リテラシーの涵養等)
 ・博物館教育の方針と評価
○ 博物館の利用と学び
 ・博物館の利用実態と利用者の博物館体験
 ・博物館における学びの特性
○ 博物館教育の実際
 ・博物館教育活動の手法(館内、館外)
 ・博物館教育活動の企画と実施
 ・博物館と学校教育(博物館と学習指導要領を含む)

なお、美術博物館にやや比重を置き、美術あるいは現代アートを理解し、伝えるための手法(ex.対話型鑑賞)についても実践を通じて深める。
 
また、受講者は各自でセルフガイドを作成してもらい、順次プレゼンテーションを行ってもらう。

具体的には
1回:イントロダクション
2回:博物館の学び
3回~6回:対話型鑑賞法
7回~8回:受講生のプレゼンテーション①
9回~11回:活きた博物館へ
12回~13回:博物館エキステンション
14回:受講生のプレゼンテーション②
15回:まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
後期にも博物館教育論を開講するが、同内容である。学部新2年生は原則後期に受講するものとする。

博物館概論未習の受講者は、『現代博物館学入門』(ミネルヴァ書房)の第1章を読んでおくことが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への取り組み(30%):コメントペーパーの内容に基づく
中間課題(20%):セルフガイドの作成とプレゼンテーションなど
期末試験(50%):学びの意義、博物館教育の意義と理念、博物館の利用と学び、博物館教育の実際について理解と知識を問う。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
『現代博物館学入門』ミネルヴァ書房

NUCTと連携するので適宜活用すること。
参考書
Reference Book
・『博物館学事典』雄山閣、『新時代の博物館学』芙蓉書房出版、大堀哲・水嶋英治編著『博物館展示論*博物館教育論』学文社、小笠原 喜康・矢島 國雄・ 並木 美砂子 『博物館教育論』ぎょうせい、黒沢浩編『博物aかん教育論』講談社、ハイン『博物館で学ぶ』同成社、高橋直裕編『美術館のワークショップ: 世田谷美術館25年間の軌跡 』武蔵野美術大学出版局、小笠原喜康他編『博物館の学びをつくりだす』ぎょうせい、広瀬浩二郎『さわって楽しむ博物館: ユニバーサル・ミュージアムの可能性』青弓社、『子どもとミュージアム』ぎょうせい
・『美術館活用術 鑑賞教育の手引き ロンドン・テートギャラリー編』美術出版社、アメリア・アレナス『みる・かんがえる・はなす。鑑賞教育へのヒント。』淡交社、『現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで……世界と日本の現代美術用語集』美術出版社、菅原教夫『やさしい美術―モダンとポストモダン』読売新聞社、など。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習:教科書、参考書を手掛かりに毎回のトピックについて概要をつかんでおくことが望ましい。
復習:できるだけ博物館に赴いて実際の教育普及活動に参加する機会をつくり、博物館の活動を教育論の視点から精査することが望ましい。

読書案内
・澄川香澄『こどものための博物館 : 世界の実例を見る』(岩波ブックレット) 、広瀬浩二郎『さわっておどろく!――点字・点図がひらく世界 (岩波ジュニア新書)』、三木美裕『キュレイターからの手紙~アメリカ・ミュージアム事情』UM BOOKS、齋正弘『大きな羊のみつけかたー「使える」美術の話』(仙台文庫)、岸田一隆『科学コミュニケーション』(平凡社新書)、中野民夫『ワークショップ 新しい学びと創造の場』(岩波新書)、『アートの裏側を知るキーワード』美術出版社
・藤田令伊『現代アート、超入門! 』(集英社新書)、高階秀爾『20世紀美術』(ちくま学芸文庫)、山梨俊夫『現代絵画入門―二十世紀美術をどう読み解くか』 (中公新書)、菅原教夫『現代アートとは何か』 (丸善ライブラリー)、椹木野衣『シミュレーショニズム』(ちくま学芸文庫)、山本浩貴『現代美術史』(中公新書)
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。