授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 仏教(とくにインド仏教)の思想・哲学の学習をとおして、知っているようで知らないインド哲学のさまざまな側面と、わたしたちの知的文化の基底にあるインド哲学的なものを発見することを目的としています。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course gives students outlines of the philosophy of Indian Buddhism to see various aspects of Indian Philosophy and find its influences on to Japanese culture. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 初期仏教と大乗仏教それぞれの中心的な教理と思想を理解し、批判的に考察する。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | この授業では、仏教の信仰や儀礼といった宗教的な側面よりも思想・哲学を中心に扱います。インド仏教の特質が最も鮮明に表れる事項にフォーカスを当てていきますので、授業内容は通時的でも網羅的でもありません。また、昔のひとが考えたことを単にまとめるだけでなく、比較哲学等の手法を導入して批判的に検討することで、仏教の特徴を明らかにしていきます。
1. インド仏教の諸前提(カルマと輪廻) 2. 釈尊の思想(1)(苦について) 3. 釈迦の思想(2)(縁起と因果論) 4. 仏教史概説 5. 無我説(私がいないなら私は何者なのか) 6. 仏教倫理(無我説とカルマ論の倫理的帰結) 7. 刹那滅(アビダルマと唯識:無常なる世界と心) 8. 空(中観:卵と鶏、どっちも先じゃない) 9. プラマーナ(真実とは何か、それをどうやって知るのか) 10. 宗教哲学(神のいない宗教) 11. 仏性(悟りの資格) 12. 禅(道元) 13. 浄土(親鸞) 14. 密教 15. まとめと評価 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | とくにありません。本科目の履修にあたって、「インド哲学概論I」の履修やインド哲学の知識は前提としません。どなたでも履修できます。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 小テストが50%、期末テストまたはレポートが50%。得点60%以上で合格。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | Mark Siderits, Buddhism as Philosophy, Hackett, 2007. 事前に購入する必要はありません。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 積み上げ式で授業を構成していますので、途中でドロップアウトすると話についてこられなくなります。そのため授業では復習にも時間を割きますが、受講者も復習をしっかりと行い、理解を深めてください。理解できない点は質問してください。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。期末試験欠席、または期末レポート不提出で、履修を取り下げたものとみなします。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面を基本とするが、状況・事情に応じてリモート受講またはオンデマンド受講を許可する。最新情報はNUCTで確認すること。 |
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