学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0162601
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
歴史文化教育P,環境行動教育P
科目名 【日本語】
Course Title
地理学概論Ⅰ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Survey on Geography I (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMGE2101J
担当教員 【日本語】
Instructor
横山 智 ○
担当教員 【英語】
Instructor
YOKOYAMA Satoshi ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 1時限
Fall Wed 1
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
1年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・社会(◎地理学)、
高一種・地歴(◎人文地理学及び自然地理学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
人文地理学概論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
人文地理学で扱う人間生活と自然との関係,および社会・経済活動の空間的特徴を理解することを目的とします。
本授業では,暗記中心の高校までの社会科の「地理」から,実際に調査して考える大学の「地理学」との違いを把握し,地表面に織りなされる様々な人間活動を空間的視点から読み解く能力を習得することを目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to understand the relationship between human activities and nature, and the spatial characteristics of socio-economic activities in the area of human geography.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
地理学の空間的視点や考え方を理解し,論理的な思考を醸成することができる。また,様々な地域の問題を考えるために基本的知識を身につけることができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本授業は,「地理学」を理解するためのイントロダクションです。授業では地理学の基礎的な理論を概説することに加え,実際の調査研究事例を紹介します。具体的には,地域とはどのように分類されるのか,ヒトは空間をいかに認知するのか,そしてどのように行動するのかといった基本的な空間と行動の概念から始まり,実際に人間が造り上げた都市の特徴や産業の立地について学びます。授業は以下の内容を扱います。
1.地理学の成立
2.空間と地域(地理学における空間の概念,等質地域と機能地域)
3.認知地域(都市のイメージ,認知空間,認知距離,都市空間の学習)
4.メンタルマップ(居住地選好)
5.メンタルマップの応用
6.生活の時空間(都市のデイリーリズム,パスと制約,時間規律と空間規律)
7.人口(人口と都市,人口動態)
8.都市の概念(都市の機能,都市域の確定,人口集中地区)
9.都市化のメカニズムと都市計画(都市化,アーバンスプロールと都市計画法)
10.都市の発展と衰退(反都市化,社会地区,都市の再生,都市化の発展段階論)
11.都市の内部構造(都市の内部構造,フォーディズムと都市,日本の都市内部構造)
12.工業の立地(ウェーバーの工業立地論,収益性の空間的限界
13.グローバルな生産体制(プロダクトサイクル理論,コモディティチェーン)
14.商業の地理学(商業・サービス業の成立条件,チェーンストアの物流システム)
15.授業のまとめと評価
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
高校で「地理」を学ばなかった学生,「地理」に苦手意識を持っていた学生でも受講を歓迎します。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末試験(70点)およびNUCTでの復習テストとコメント入力(30点)により総合的に評価します。
60点以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
テキストは指定しない。プリントを配布する。
参考書
Reference Book
上野和彦・椿真智子・中村康子編(2007年)『地理学概論 (地理学基礎シリーズ1)』朝倉書店.
藤塚吉浩・高柳長直編(2016年)『図説 日本の都市問題』古今書院.
その他は,必要に応じて,授業内で紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
事前学修としては,事前に配布するプリントには,多くの図表と参考文献が記されているので,事前にそれらの図表を読み取る努力をしてください。事後学修としては,板書したノート,プリントに書き込んだメモなどをに目を通し,不明点を参考文献などで調べてください。もし,理解できなかった点,もしくは気になった点などあれば,NUCTに質問してください。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
(人文)
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。