授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 日本法制史は、日本におけるこれまでの法の在り方を、当時の社会・文化的背景などとも関連づけながら解明することで、現代日本の法概念や法意識を相対化し、吟味するための視座を提供する学問である。本講義では、伝統法が最も発達した近世法に重点を置きつつ、前近代の日本おける法の歴史を概観し、各時代における法の構造・機能を理解することを目的とする。また、近伝統法と近代法との連続性と断絶性を把握するために、近代法の形成期にも言及する予定である。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course surveys japanese legal history and aims to learn the key attributes of law in each era. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 講義終了時に、以下のことができるようになることを目標とする。 (1)日本法の歴史に関する基本的事項を理解している。 (2)各時代の法の特徴について、文章化して説明できる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 01. 日本法制史の意義 02. 原日本法(1)政治と法/教科書pp.3-12 03. 原日本法(2)法の諸相/教科書pp.17-28 04. 律令法(1)律令継受の前提/教科書pp.13-17 05. 律令法(2)編纂・統治機構/教科書pp.28-35 06. 律令法(3)人と土地の支配/教科書pp.35-47 07. 律令法(4)刑事法・裁判制度/教科書pp.56-68 08. 公家朝廷法(1)統治システムの変容/教科書pp.69-81 09. 公家朝廷法(2)検非違使と死刑/教科書pp.82-84 10. 荘園制(1)荘園の歴史/教科書pp.84-89 11. 荘園制(2)内部構造/教科書pp.89-91 12. 中世法(1)基本構造/教科書pp.107-110 13. 中世法(2)封建制と家族制度/教科書pp.110-111, 118-124 14. 中世法(3)法源と裁判制度/教科書pp.124-132 15. 中世法(4)中世武家法の諸相/教科書pp.111-117, 132-143 16. 戦国期の法/教科書pp.148-163 17. 近世法(1)統治機構(1)/教科書pp.166-169 18. 近世法(2)統治機構(2)/教科書pp.169-175 19. 近世法(3)法源(1)/教科書pp.175-178 20. 近世法(4)法源(2)/教科書pp.178-182, 226-228 21. 近世法(5)出入筋とその周縁/教科書pp.222-226、234-240 22. 近世法(6)取引法/教科書pp.199-201, 240-248 23. 近世法(7)家族法/教科書pp.201-212 24. 近世法(8)吟味筋とその周縁/教科書pp.228-234 25. 近世法(9)実体刑法/教科書pp.212-214 26. 近世法(10)行刑法/教科書pp.214-216 27. 近代法(1)近世から近代へ/教科書pp.251-256 28. 近代法(2)近代憲法の制定/教科書pp.288-294 29. 近代法(3)近代刑法の制定/教科書pp.288-293 30. 近代法(4)近代民法の制定/教科書pp.307-316 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | |
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教科書・テキスト Textbook | | 浅古弘ほか編『日本法制史』(青林書院、初版2010年) |
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参考書 Reference Book | | 石井良助『日本法制史概説』(創文社、1960年) 高柳眞三『日本法制史(一~二)』(有斐閣、1949~1965年) 村上一博ほか編『新版 史料で読む日本法史』(法律文化社、2016年) このほか、講義中に適宜提示する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 【事前学習】「授業の内容や構成」で指定した教科書の範囲を読んでおくこと。 【事後学習】ノートなどを見直し内容の定着を図ること。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 遠隔授業で行う場合には、講義内容を詳細に記載した資料を配布することで進める。 |
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