学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0303142
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
演習ⅡA
科目名 【英語】
Course Title
Seminar IIA
担当教員 【日本語】
Instructor
武田 宏子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAKEDA Hiroko ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 5時限
Spring Mon 5
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
演習
Seminar


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
演習テーマ: 「差異」と「再分配」の視角から現代政治を分析する

「差異」と「再分配」という視角から現代政治の展開について考察することを試みます。古典的な政治問題である「再配分」に対して、ジェンダーやエスニシティ、セクシャリティのあり方に代表される「差異」は比較的、最近になってから注目されるようになった問題です。「差異」の問題が政治課題として認識されるようになったことで、「政治」についての従来の理解の仕方が見直されるようになりました。他方で、近年、世界各地で観察されるポピュリズム政治の展開は、「差異」の政治が「再分配」の政治と分かちがたく結びついており、現代的な状況においては「差異」の政治のみならず「再分配」の政治にもしっかりと取り組む必要のあることを改めて示しました。このゼミでは、理論的文献の講読に加えて、統計や報道資料の検討を通じて、「差異」と「再分配」の政治について多角的かつ具体的に理解することを目指します。2021年度に購読した文献の例は、吉田徹『アフター・リベラル』、諸橋泰樹『メディアリテラシーとジェンダー』などです。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The main theme of this seminar course is the politics of 'redistribution' and 'difference'. Students are expected to read up-to-date materials on the subject and engage in discussion with their colleagues in class. The examples of reading materials used in the seminar in 2021-2022 include After Liberal by Toru Yoshida and Media Literacy and Gender by Taiki Morohashi.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・ 「差異」と「再分配」の政治に関する文献を読解し、理解を深める
・日本における 「差異」と「再分配」の政治のみならず、日本以外の国での最新の動向を理解し、それにより、異なる国の政治システムや社会体制についての知識を習得する
・演習で取り扱った文献を批判的に摂取し、活用する方法を習得する
・文献を要約し、報告することに加え、他者と議論する技術を向上させる
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1
イントロダクション
ice-breaking、文献の選定、スケジュールの選定
(以下、第1週で定めたスケジュールですすめる。)
ゼミで取り扱いたい文献を選定し、推薦理由を考える。

2-15
文献の指定の箇所を批判的に熟読し、参加者と議論するための質問を作成する。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
政治学の基礎的な科目を受講していることが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
・平常点(演習における報告やコメント、議論への参加の状況を総合的に判断する。)
・最終レポート(学生便覧に示された成績評価の基準にしたがって評価する。)
合格の基準はそれぞれの評価方法においてC評価(60−69)以上とする。
教科書・テキスト
Textbook
適宜指示する。
参考書
Reference Book
授業中に指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎回、文献の指定の箇所を批判的に熟読し、議論のための質問を作成すること。
注意事項
Notice for Students
・初回には必ず出席してください。
・適宜、英語の文献や文献以外の資料(ドキュメンタリー、映画など)を使っていくことを考えています。
・後半は受講者が自分で問題を発見し、その解決策を模索することが主要な課題となります。そのためには当たり前と思われている日常生活のあり方や常識を問い直していく知的好奇心が重要です。そういう作業をいとわない人を歓迎します。
・この授業ではNUCTを使用します。NUCTの講義サイトにアクセスできない場合は、担当教員に連絡してください。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.