授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本講義では,非主流派経済学の視点に基づいて所得分配に関する諸問題を考察する。本講義の前半では,ケインズの有効需要の理論を継承したポスト・ケインズ派経済学の価格理論と分配理論を概説する。またこれらの理論を通して,現代資本主義における所得格差にまつわる諸課題を考察する。講義の後半では,マクロ経済理論に制度分析の視角を取り込んだレギュラシオン・アプローチの理論を紹介する。各国の所得分配はその国固有の「制度」によって決まっていること,そして国ごとに多様な労使関係はそのマクロ経済パフォーマンスを規定することを明らかにする。本授業は,これらの学習を通じて現代における資本主義諸国の構造と動態に関する基礎知識を応用する能力を養うことを目的としている。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | In this lecture, I explain the structure and dynamics of contemporary capitalist countries from the viewpoints of post-Keynesian economics and French régulation approach. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | この授業を通じて,現代資本主義諸国の構造と動態をポスト・ケインズ派及びレギュラシオン派の立場から理解・説明する能力を身に付けることができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1.ガイダンス 2.ポスト・ケインズ派経済学およびレギュラシオン・アプローチとは何か 3.価格理論Ⅰ 4.価格理論Ⅱ 5.価格理論Ⅲ 6.労働分配率の理論Ⅰ 7.労働分配率の理論Ⅱ 8.労働分配率の理論Ⅲ 9.機能的所得分配と個人的所得分配Ⅰ 10.機能的所得分配と個人的所得分配Ⅱ 11.レギュラシオン・アプローチ序論 12.フォーディズム論 13.資本主義の多様性論Ⅰ 14.資本主義の多様性論Ⅱ 15.まとめ |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 期末試験(100%)で評価する。 現代資本主義諸国の構造と動態について,ポスト・ケインズ派およびレギュラシオン派の価格理論・分配理論・経済変動論をベースにして適切に論述できることを合格の基準とする。 履修取り下げ制度を採用しない。 |
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教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | 毎回の授業前にNUCTを通じてレジュメを配布する。教科書・参考書については,必要に応じて授業中に指示する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
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注意事項 Notice for Students | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 教育レベルが1以下の場合、原則として対⾯授業とする。ただし、対⾯授業を希望しない学生には遠隔(同時双⽅向型またはオンデマンド型)でも受講できるよう、「対面・遠隔(同時双⽅向型またはオンデマンド型)の併⽤」とする。遠隔はNUCT等で行う。なお、オンデマンド型の場合、教員への質問および授業に関する受講学⽣間の意⾒交換は、NUCT機能「メッセージ」により⾏うこと。 ※履修登録後(本通知以後)に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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質問への対応方法 Office hour | | |
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