授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本講義では,地球化学に関する基礎知識の充実に重点を置く。地球や宇宙を構成する物質の起源、進化、分配などの化学像を描く分野を「地球化学」とすれば、地球化学は20世紀に入って発展した新しい学問分野である。地球化学は化学組成や同位体組成を基に議論を展開する。そこで、地球化学の基礎となる元素の作りや太陽系における元素存在度、元素の安定性などを理解したうえで、各論に入る。また,講義中に応用問題を解き,基礎知識をもとに深い思考力の涵養を目指すとともに,これまで学習してきた「地学」「化学」の枠にとらわれない広い視野の育成を目指す。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course aims that students obtain the fundamental knowledge of geochemistry and predict geochemical significance from the chemical data of natural samples using the knowledge. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN)) | | 講義終了時には、地球化学の基礎的な知識を習得し、天然試料の化学データが示す地球科学的意義を理解できるようになることを目指す。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | By taking this course, students acquire basic knowledge of geochemistry and understand the significance of chemical data obtained from natural samples. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 第1回: イントロダクション - 地球化学とは
第2回: 太陽系の元素存在度と太陽の活動
第3回: 様々な元素合成(B2FH理論)
第4回: 元素と同位体
第5回: 軽元素の同位体分別
第6回: 放射性元素と壊変様式
第7回: 元素の安定性 - 質量欠損
第8回: 元素の安定性 - 液滴モデル
第9回: 地球の材料物質としての隕石
第10回: 隕石の分類-概観
第11回: 隕石の分類-石質隕石
第12回: 地球化学の化学組成 - 1
第13回: 地球化学の化学組成 - 2
第14回: 二酸化炭素の重要性
第15回: 授業総括とテスト |
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履修条件 Course Prerequisites | | |
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関連する科目 Related Courses | | 全学教育科目「地球科学基礎Ⅰ」「地球科学基礎Ⅱ」
地球惑星化学Ⅱ, 同位体地球化学, 環境化学,宇宙化学,有機地球化学
地球化学分析法I及び実験, 地球化学分析法II及び実験 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 成績評価は、次の方法と割合で行い、総合して60%以上を合格要件とする。
講義ごとに課す小テスト(20%)
期末試験(80%)
地球惑星化学に関する基本的な概念や用語を正しく理解していることを合格の基準とする。 |
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不可(F)と欠席(W)の基準 Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades | | 不可 (F):成績評価の点数が60点未満の場合
欠席 (W):期末試験を欠席した場合 |
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参考書 Reference Book | | 松尾 禎士「地球化学」(講談社)ISBN978-4-06-153320-2 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業時間外学習については、講義で学んだ内容を各自復習し、次の講義で活かせるようにすること。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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他学科聴講の可否 Propriety of Other department student's attendance | | |
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他学科聴講の条件 Conditions for Other department student's attendance | | |
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レベル Level | | |
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キーワード Keyword | | |
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履修の際のアドバイス Advice | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 基本的に対面式で行う。
状況によってはインターネットを使った遠隔授業を行うこともある。
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。 |
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