学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0666400
科目区分
Course Category
専門基礎科目
Basic Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
同位体地球化学
科目名 【英語】
Course Title
Isotope Geochemistry
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
淺原 良浩 ○
担当教員 【英語】
Instructor
ASAHARA Yoshihiro ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 木曜日 1時限
Fall Thu 1
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
同位体に関する原理と基本的な知識を学んだのち,自然界での同位体の挙動を広範囲に学ぶ。地球惑星物質の形成と進化に時間目盛りを入れるための「放射性同位体」と環境物質の空間的循環を追跡するための「安定同位体」について,解説と質疑応答と演習を交えながら理解を深める。この講義を通じて,地球科学分野における同位体の意義について,総合的な理解を身につける。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims that students obtain the fundamental knowledge of isotope and learn geochemical significance on the isotopic data of natural samples. With explanations, questions and answers, and exercises, students will deepen their understanding of radiogenic isotopes, which are used to place a time scale on the formation and evolution of earth and planetary materials, and stable isotopes, which are used to track the spatial circulation of environmental materials. Students will acquire a comprehensive understanding of the significance of isotopes in the field of earth science.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
講義終了時には,同位体の基礎的な知識を習得し,天然試料の同位体データが示す地球科学的な意義を理解できるようになることを目指す。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Students will acquire a basic knowledge of isotopes and will be able to understand the geoscientific significance of isotopic data of natural samples.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.同位体とは何か?
2.放射性同位体
   放射壊変
   年代測定法(おもに、Rb-Sr法,C-14法)の原理
   年代測定法の地球科学への応用
3.中間まとめと評価(授業前半部の理解を問う中間試験)
4.質量分析装置の原理
5.安定同位体
   同位体比と分別係数
   同位体比の変動
   変動の要因(動的同位体効果と平衡同位体効果)
   軽元素同位体の地球科学への応用
6.まとめと評価(授業後半部の理解を問う期末試験)
履修条件
Course Prerequisites
履修要件はないが,基礎的な岩石名や元素名を知っていると理解が早い。
関連する科目
Related Courses
地球惑星化学I
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
成績評価は,次の方法と割合で行う。
 中間試験と期末試験(100%)

同位体地球化学に関する基本的な概念や用語を正しく理解していること,天然試料の同位体データが示す地球科学的な意義について授業をとおして得られた知識に基づいて論理的に考察し論述できること,を合格の基準とする。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
成績評価が基準に達しない場合は「不可(F)」とする。ただし、試験を欠席した場合は「欠席(W)」とする。
参考書
Reference Book
1.兼岡一郎, 年代測定概論, 東京大学出版会 (1998), ISBN 978-4-13-060722-3
2. 酒井均, 松久幸敬 著, 安定同位体地球化学, 東京大学出版会 (1996), ISBN 978-4-13-060713-1
3.J. ヘフス著, 和田秀樹, 服部陽子 訳, 同位体地球化学の基礎, シュプリンガー・ジャパン (2007) , ISBN 978-4-621-06567-9
教科書・テキスト
Textbook
必要があれば,授業中に指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義後は、学んだ内容を毎回復習し、次の講義で活かせるようにする。課題レポートにも取り組む。
注意事項
Notice for Students
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
不可
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面・遠隔(オンデマンド型)の併用。
対面授業が基本ですが、一部(数回)NUCTでの遠隔授業(オンデマンド型)を行う場合がある。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
質問はNUCT機能「メッセージ」により行うこと。