学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0669710
科目区分
Course Category
専門基礎科目
Basic Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
地球内部物性論
科目名 【英語】
Course Title
Solid state geophysics
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
熊谷 博之 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KUMAGAI Hiroyuki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 2時限
Fall Wed 2
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
地球内部構造の理解には、地震波を用いた研究がこれまで大きな役割を果たしてきた。地震波は、地球が弾性的性質を持つことにより伝わる波である。本講義では、地球を構成する物質を弾性体とみなした場合に、それらが物理的にどのように理解されるのかを学修する。また地球がどのような構造を持ち、どのような物質で構成されているかを学ぶ。さらに、地震発生に関連してこれらの物質の粘弾性特性や破壊に関する性質についても学修する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Studies using seismic waves played an important role to investigate the internal structure of the Earth. Seismic waves are elastic waves propagating in the Earth that exhibits elastic characteristics. This lecture provides the physical concepts to understand elastic behavior of Earth's materials. Then, students will learn the Earth's structure and its constituents. Students will also learn how visco-elastic behavior and fractures are described.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
弾性論の基礎を理解でき、波動方程式を導出できるようになる。それに基づいて地震波がどのような特性を持つかを理解できるようになる。地球内部の構造がどのように推定され、どのような構造と物質からなるかを理解できるようになる。粘弾性モデルに基づいて非弾性性質がどのように記述されるかを理解できるようになる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The following abilities can be acquired through the lecture: understanding of seismic wave characteristics based on basic elastic theory and derivation of the wave equation; understanding of seismic exploration methods; knowledge acquisition of the Earth's seismic structures and constituents; understanding of physical descriptions of inelastic properties based on visco-elastic models.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.地球内部物性論の概説
2.運動方程式
3.フックの法則
4.応力と歪の関係
5.弾性定数
6.波動方程式
7.縦波と横波
8.表面波
9.地震波の伝播
10.地球内部構造の推定
11.地球を構成する物質
12.粘弾性モデル
13.岩石の強度と破壊
14.クーロンの破壊応力基準
15.地震の繰り返しモデル

毎回の講義でレポートを宿題として課す。
配布される資料およびレポートに基づいて予習と復習を行うこと。
履修条件
Course Prerequisites
「地球惑星物理学概論」「地球惑星物理学基礎」を履修していることを前提とする。
関連する科目
Related Courses
地球惑星物理学概論、地球惑星物理学基礎、地球惑星数学及び演習
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業態度を含めた出席状況およびレポートに基づき、講義に内容に関して基本的な概念や用語を正しく理解していることを合格の基準とする。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
4回以上出席しなかった場合は欠席(W)とする。出席してレポートを提出しても基準を満たさない場合は不可(F)とする。
参考書
Reference Book
・岩波講座地球惑星科学第5巻「地球惑星物質科学」、鳥海光弘・他著、岩波書店
・地震学(第3版)、宇津徳治著、共立出版
・現代地球科学入門シリーズ「地震学」、長谷川昭・他著、共立出版
教科書・テキスト
Textbook
特に指定しないが、適宜資料を配布する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
レポートを課す。
注意事項
Notice for Students
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
なし
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
NUCT等にて連絡する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
NUCTで質問等を受け付ける。