授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | テーマ:「リーマン幾何学入門」多様体の各点における接空間に内積が備わっているとき,これをリーマン多様体といいます.リーマン多様体を考察するのがリーマン幾何学です.リーマン多様体の上では2点間の距離やベクトルの平行移動などが定まり,曲がった宇宙などを考察する際にもリーマン幾何が必要になります.この卒業研究では,加須栄篤著「リーマン幾何学」(培風館)をテキストに用いて,リーマン幾何の基礎を学びます.このテキストは多様体の導入から始まり,球面やリー群など,比較的綺麗な構造を持つ空間で多様体に親しんだ後で,リーマン接続(レビ・チビタ接続)やリーマン曲率の話題に進んで行きます. |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to learn the basics of Riemannian Geometry. Specifically, we will lern about manifolds, Lie groups, Riemannian connection (Levi-Civita connection) and Riemannian curvature. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN)) | | この授業の終了時には,学生は以下の能力を獲得していることを目標とする:リーマン多様体におけるリーマン接続やリーマン曲率の概念を理解し,説明することができるようになる. |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | At the end of the course, participants are expected to explain the essential concepts of Riemannian connection and Riemannian curvature. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | |
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履修条件 Course Prerequisites | | 線形代数と微分積分学は必須です.また幾何学要論I, IIを履修していることが望ましいですが,必要になったら知らないことでも調べて身に付けようとする意識の方がもっと重要です. |
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関連する科目 Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | |
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不可(F)と欠席(W)の基準 Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades | | |
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参考書 Reference Book | | 塩谷隆「重点解説 基礎微分幾何」(SGCライブラリ70) サイエンス社 この本はテキストよりも難易度が低めで説明が丁寧です.テキストで分からないところはこの本を参考にして補うのがいいでしょう. |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回の予習,復習は欠かせません.特に,自分の発表する部分の準備には多くの時間を割いて下さい. |
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注意事項 Notice for Students | | |
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他学科聴講の可否 Propriety of Other department student's attendance | | |
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他学科聴講の条件 Conditions for Other department student's attendance | | |
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レベル Level | | |
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キーワード Keyword | | リーマン幾何,微分幾何,多様体,リー群,接続,曲率 |
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履修の際のアドバイス Advice | | 実際にテキストを手にとって,好きになれそうか考えてから履修の希望を出して下さい.テキストは少し難しいと感じるかもしれませんし,様々な新しい概念に慣れるのにも時間がかかると思います.学部4年間の集大成としてじっくり取り組んで欲しいと思います. |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 週1回,3時間程度,輪講形式で行います.すなわち,各人が発表の担当箇所を予習してきて黒板で説明します.テキストをそのまま写すのではなく,要点を自分の言葉で説明することが求められます. |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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