学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0661800
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
地球化学分析法Ⅱ及び実験
科目名 【英語】
Course Title
Geochemical Analysis II and Experiments
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
三村 耕一 ○
担当教員 【英語】
Instructor
MIMURA Koichi ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 3時限
秋 金曜日 4時限
Fall Fri 3
Fall Fri 4
授業形態
Course style
講義及び実験
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義の目的とねらいは,「地球化学分析法Ⅰ及び実験」で習得した基礎知識を活かし,地球化学で用いられている最新の機器分析の原理と技術を身につけ,取得した分析データの考察により深い思考力の涵養を,また幅広い視野を身につけることである.そして、宇宙物質(隕石)や地球物質(岩石,堆積物)の機器化学分析の基礎を習得すると同時に,環境問題に取り組むための環境化学分析への応用力を養うことである.
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims that students will utilize their expertise which they have got in "Geochemical Analysis I and Experiments", will understand principles and methods of modern instrumental analysis for geochemistry and will develop their thinking skill and broad view through discussing data obtained by the methods. At the end of this course, students are expected to acquire basic skills required for instrumental chemical analysis of terrestrial material (rock, sediment), cosmic material (meteorite) and environmental material.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
本講義の到達目標は,地球惑星科学試料の化学分析に使われる分析機器の原理と操作法,分析技術の基礎を習得し,その分析データを考察できるようになることである.
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
By taking this course, students acquire the principles and operation of analytical instruments used in the chemical analysis of natural samples and develop the ability to discuss the analytical data.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
以下の実験は予定である。初回の講義で確定した実験スケジュールを配付します。

1.蛍光X線分析法(XRF)による岩石試料の主成分元素分析
  蛍光X線分析法の原理に関する講義
  ガラスビーズの作成ならびにXRFによる分析

2.ガスクロマトグラフィー(GC)によるガス試料分析
  クロマトグラフィーの原理に関する講義
  GCによるガス試料の分析

3.赤外吸収分光分析
  赤外吸収スペクトル分析法の原理に関する講義
  岩石粉末試料の拡散反射スペクトルの測定

4.年代測定のための質量分析
  表面電離型質量分析計の原理に関する講義
  陽イオン交換カラムを用いたRb, Sr, 希土類元素の分離
  質量分析計による希土類元素, Rb, Srの測定
履修条件
Course Prerequisites
・「地球化学分析法Ⅰ及び実験」を履修していること.
・学生教育研究災害障害保険に加入していること.未加入者は担当教員に事前に連絡すること.
関連する科目
Related Courses
地球化学分析法Ⅰ及び実験,地球惑星化学Ⅰ,地球惑星化学Ⅱ,同位体地球化学,環境化学,宇宙化学,有機地球化学
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
すべて出席することを原則とし,各実験のレポート・課題(100%)により評価する.
実験操作の原理を正しく理解し、実験データを正確に取り扱えることが最低限の合格基準とする。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
出席,レポートの提出のいずれか1つでも欠けた場合は「欠席」とする. すべて出席し,レポート・課題を提出しているが,レポート・課題の内容が充分と認められない場合は「不可」とする.
参考書
Reference Book
1. 斉藤信房 編, 1990. 「大学実習 分析化学(改訂版)」裳華房.
2. 田中剛・吉田尚弘 編, 2010. 「地球化学講座8 地球化学実験法」培風館.
教科書・テキスト
Textbook
庄野利之・脇田久伸 編(2015)新版「入門機器分析化学」(三共出版)ISBN 978-4-7827-0738-8
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業時間外学習については、実験前に、実験書と教科書を読み、その日に実施する実験の原理、内容について予習すること。実験後には、実験データを整理すること。また、各項目の実験が終了するごとに、実験レポートを作成し、提出すること。
注意事項
Notice for Students
「地球化学分析法Ⅰ及び実験」で分析した岩石粉末試料を用いて一部の実験を進めます。試料の準備をすること。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
不可
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
NUCT等にて連絡する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
NUCT等で適宜指示する。