授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 1.-5.の項目を藤田,6.-10.の項目を中道,11.-15.の項目を上口が担当する。資料として配布するプリントと板書あるいはスライドなどにより,講義する。質問を奨励する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | First part (1.-5.) deals with photosynthesis (Fujita), second part (6.-10.) deals with xylem/phloem transports (Nakamichi), and third part (11.-15) deals with plant hormones and photoreceptors (Ueguchi). |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 植物は光合成によってエネルギーを獲得し、環境の無機物を有機物へと変換して成長する。そのための特徴的な代謝系、物質輸送系、形態および情報伝達系を発展させてきた。しかし、自らが動物である人間にとって、可視的な動きに乏しい植物を「生き物」として理解し、その特性を把握することは容易ではない。本講義では、光合成生物の進化と地球環境、細胞から器官・個体レベルまでの構造、光エネルギー変換、物質代謝・輸送およびシグナルの受容と伝達などの植物に特有な機能を解説し、省エネルギー・省資源システムとしての植物の基本特性の全般的理解を目指す。 |
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到達目標【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本講義は以下の内容からなる。
1. 光合成の基本概念と地球の炭素循環 2. 光合成と地球環境変化・光合成生物の進化 3. 植物細胞の構造と機能の特徴 4. 光合成(1):光エネルギー利用の機構 5. 光合成(2):CO2同化の機構 6. 水と植物細胞 7. 水ポテンシャル 8. 植物の水収支 9. 篩部転流 10. 光合成産物の積み込みと積み下ろし 11. 植物生長の特徴と分裂組織の機能 12. 植物細胞の分化全能性と植物体の再生 13. 植物ホルモン(1):植物の分化・生長に関わるホルモン 14. 植物ホルモン(2):ストレス応答に関わるホルモン 15. 光シグナルの受容と応答の分子機構
注:上記15項目は,15回の講義を念頭においたものであるが,学生の質問,要望,理解度に応じ,進捗状況は変わり得る。 担当:藤田, 1.-5.; 中道,6.-10.; 上口,11.-15. |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | ・光合成独立栄養に基づく植物の生存原理;細胞から器官・個体レベルまでの構造,物質輸送,エネルギー変換,物質代謝,およびシグナルの受容と伝達を理解し、論述できることを合格の基準とする。 ・定期試験(80%)と平常点(質問等)(20%)で評価する。 ・定期試験を受験しない者はW(欠席)とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 1. L.テイツ,E. ザイガー編「植物生理学・発生学」原著第6版(2017)講談社 2. 桜井英博,柴岡弘郎,高橋陽介, 小関良宏, 藤田知道著「植物生理学概論 改訂版」(2017)培風館 3. H. Heldt著,金井龍二訳「植物生化学」(2012)丸善出版 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 講義内容について受講後、ノート等で自分なりに整理し、講義内容を課外学習で消化しておくこと。 |
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使用言語 Language Used in the Course | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。 |
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