学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医学部(保)
時間割コード
Registration Code
1744221
科目名 【日本語】
Course Title
医用物理学II
科目名 【英語】
Course Title
Medical Physics II
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
小森 雅孝 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KOMORI Masataka ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 木曜日 2時限
Fall Thu 2
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
放射線診療に携わる医療従事者にとって、取り扱う機器の基本原理を論理的に理解するためには医用物理学は必須です。この授業では放射線と物質の相互作用を主として学び、治療、診断、核医学、防護の各分野における現象を論理的に理解する能力を体得することが目的です。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Medical physics is necessary for radiological technologists to understand the basic principles of the equipment handled logically. The aim of this class is to study the interaction between radiation and matter, and to acquire the ability to logically understand phenomena in the fields of radiation therapy, diagnosis, nuclear medicine, and radiation protection.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
授業終了時に、以下のことができるようになることを目標とします。
(1)放射能の時間変化が計算できる。
(2)物質中での光子の減弱が計算できる。
(3)電子のエネルギー損失において、衝突損失と放射損失の比が計算できる。
(4)重荷電粒子のエネルギー、粒子種の違いによる阻止能や飛程の違いが計算できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The goals of this course are to
(1) Time dependence of radioactivity can be calculated.
(2) The attenuation of photons in a matter can be calculated.
(3) In the energy loss of electrons, the ratio of collision to radiation can be calculated.
(4) The difference in stopping power and range due to the difference in energy and particle type of heavy charged particles can be calculated.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
以下の予定で行います。

1. 放射性同位元素
2. アルファ壊変、核力、2体問題
3. ベータ壊変、ガンマ壊変
4. 壊変図、自然放射性核種
5. 放射平衡
6. 核反応、核分裂、核融合
7. 散乱断面積
8. ここまでのまとめ
9. 光子と物質の相互作用1 光電効果、コンプトン散乱、電子対生成
10.光子と物質の相互作用2 弾性散乱、光核反応
11.光子と物質の相互作用3 半価層、減弱係数
12.電子と物質の相互作用 阻止能、飛程
13.重荷電粒子と物質の相互作用 阻止能、飛程
14.中性子と物質の相互作用 中性子の分類、核反応、中性子源
15.まとめと評価

講義は医用物理学Ⅰから続いたものである。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
医用物理学Ⅰの履修を前提として授業を行います。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末試験(70点満点)を70%、レポート(30点満点)を30%として総点で評価します。
総点60点以上で合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
教科書は指定はしません。毎回の授業で資料を配布します。
参考書
Reference Book
遠藤真広、西台武弘『放射線物理学(放射線技術学シリーズ)』(オーム社)
西台武弘『放射線医学物理学』(文光堂)
齋藤勉、齋藤秀敏『臨床からたどる放射線物理』(金原出版)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
事前にNUCTへスライドをアップロードしておきますので、授業までに予習しておいてください。
復習課題として問題を課します。レポートとして提出してもらいます。
授業の進め方
How to proceed with the class
スライドによる講義を主体とします。
注意事項
Notice for Students
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面・遠隔(オンデマンド型)の併用。
遠隔授業はNUCTで行う。

※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。