学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医学部(保)
時間割コード
Registration Code
1734331
科目名 【日本語】
Course Title
病理組織細胞検査学I
科目名 【英語】
Course Title
Laboratory Pathology and Cytology I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
池田 勝秀 ○
担当教員 【英語】
Instructor
IKEDA Katsuhide ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 3時限
Fall Wed 3
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義は、病理組織標本、および、電子顕微鏡標本の作製法、病理解剖に必要な知識の習得を目的とする。手術や生検で採取される臓器・試料を顕微鏡で観察することができるまでの過程である固定・包埋・薄切・染色を教授する。染色法に関しては、目的の物質や細胞を選択的に染色して証明する特殊染色や免疫染色の原理や方法を教授する。なお、病理学各論の講義も行う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims at the method of producing a pathological specimen and an electron microscope specimen, and acquisition of knowledge required for anatomy. This course introduce the process of making a specimen such as fixation, embedding, thin-section and staining. In the staining method, the student must understand the special staining and immunohistochemistry which prove a target substance and cell. This course is the important parts to be a medical technologists.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1.病理学的検査の意義を理解できる。
2.病理組織標本作製に必要な知識を理解できる。
3.組織標本の染色法、観察法、評価法を理解できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
組織検査の意義と検査法
1.病理学的検査の意義と流れ、病理遺伝子解析の意義
2.組織検査の精度管理、標準化

組織検査法
3.臓器肉眼的観察、写真撮影と記録、臓器・組織別の取扱い法
4.組織標本作製法1(固定、切り出し、脱脂、脱灰)
5.組織標本作製法2(包埋、薄切、迅速検査の意義と標本作製法(凍結切片作製法))
6.組織標本染色法・観察法・評価法1(HE染色)
7.組織標本染色法・観察法・評価法2(膠原線維染色、弾性線維染色)
8.組織標本染色法・観察法・評価法3(細網線維染色、アミロイド染色、線維素染色)
9.組織標本染色法・観察法・評価法4(多糖類染色、脂質染色、核酸の染色)
10.組織標本染色法・観察法・評価法5(多糖類染色、脂質染色、核酸の染色)
11.組織標本染色法・観察法・評価法6(無機物の染色、生体色素の染色、内分泌細胞の染色)
12.組織標本染色法・観察法・評価法7(病原体染色、神経組織染色)
13.組織標本染色法・観察法・評価法8(酵素組織化学、免疫組織化学、分子病理組織検査法)
14.電子顕微鏡標本作製法、死体解剖(病理解剖)
15.まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
病理学、組織学的な知識を必要とする。履修条件は要さない。
関連する科目として、解剖学、病理学、細胞診断検査学がある。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
(評価の方法)学期末試験(100%)で評価します。
(評価の基準)総点60点以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
・JAMT技術教本シリーズ 病理検査技術教本(丸善出版、2017年発行、ISBN978-4-621-30111-1)
・標準病理学 第6版(北川昌伸、仁木利郎、医学書院 2019年発行、ISBN:978-4-260-03659-7)
参考書
Reference Book
・最新 臨床検査学講座 病理学/病理検査学(医歯薬出版、2016年発行、ISBN:978-4-263-22364-2)
・最新 染色法のすべて(医歯薬出版、2011年発行)
・カラーで学べる病理学 第2版(渡辺照男他 ヌーヴェルヒロカワ、メディカル・サイエンス・インターナショナル、2017年発行、ISBN:978-4-89592-906-6)
・diFiore 人体組織図譜 原書第11版 (藤田恒夫(訳)、南江堂、2011年発行、ISBN:978-4-524-26004-1)
・スタンダード病理学 第4版(文光堂、2015年発行、ISBN:978-4-8306-0477-5)
・図解入門 よくわかる病理学の基本としくみ(田村浩一、秀和システム 2010年発行、ISBN:978-7-798-02835-4)
・わかりやすい病理学 改訂第6版(岩田隆子、恒吉正澄、小田義直、南江堂 2016年発行、ISBN:978-4-524-26569-5)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
教科書による予習、プリントによる復習を行うこと。
授業の進め方
How to proceed with the class
事前に配布する資料に沿って行う。資料は各自印刷すること。講義後に教科書を含めて復習すること。
注意事項
Notice for Students
特になし
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
資料はNUCTリソースに掲示するので、各自印刷して講義に臨むこと。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)