授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 免疫検査学Iは授業科目「免疫学」で学んだ基礎免疫学を基盤として、実地に行われている検査法の基本原理を習得する。免疫検査法に限らず現行の臨床検査法には抗原抗体反応の原理を基本にしたものが多く、諸検査への抗原抗体反応の原理の応用方法の理解を通して科学的論理性が育まれる。また、豊かな想像力・独創性のもと開発された実践に即した検査法の理解を通して柔軟で創造的な思考法を身に付ける。免疫検査学IIは免疫検査学Iの発展・応用編であり、免疫検査学IIで学ぶ臨床免疫学の理解に向けて、病態を考える上で根拠となる診断検査法の基本を学ぶ。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Laboratory Immunology I introduces the basic principles of laboratory tests based on the basic immunology learned in the course “Immunology”. Many methods of current clinical testing, not limited to immunoassay, are based on the principle of antigen-antibody reaction, and scientific logic is fostered through understanding how to apply the principle of antigen-antibody reaction to various tests. In addition, students learn flexible and creative thinking through an understanding of testing methods in line with clinical practice developed based on rich imagination and originality. Immunology II is the development and application of Immunology I, and students learn the basics of diagnostic tests that serve as the basis for thinking about the pathophysiology in order to understand clinical immunology studied in Immunology II. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 免疫検査法の基本原理である試験管内抗原抗体反応について理解し、諸検査への抗原抗体反応の原理の応用方法について説明できる。また、目視では捉えることができない抗原抗体反応を検出する方法として、酵素や発光、蛍光を用いた免疫測定法についても説明できる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | Based on the understanding of the in vitro antigen-antibody reaction, which is the basic principle of immunoassay, how to apply the principle of antigen-antibody reaction to various tests can be explained. In addition, immunoassay methods using enzymes, luminescence, and fluorescence can be explained as methods for detecting antigen-antibody reactions that cannot be detected visually. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 免疫検査学Iではさまざまな免疫学的検査法の基礎と応用について学ぶ。
第1回. 試験管内抗原抗体反応 I 総論I
第2回. 試験管内抗原抗体反応 II 総論II、沈降反応,凝集反応
第3回. 試験管内抗原抗体反応 III凝集反応、溶解反応、免疫化学的定量法
第4回. 試験管内抗原抗体反応 IV 補体結合反応,中和反応、抑制反応
(血液型物質分泌型の判定:赤血球凝集抑制反応、酵素活性抑制反応)
第5回. 試験管内抗原抗体反応V 非標識・標識免疫測定法(標識抗体法など)、その他
第6回. 試験管内抗原抗体反応VI その他の諸検査方法(電気泳動法、フローサイトメトリ法、ウエスタンブロッティング法など) (松島先生)
第7回. まとめと評価 講義内容の確認 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件:検査技術学専攻2年次以降で原則「免疫学」の講義を履修した学生。高校レベルの生物学と免疫学で学んだ基礎免疫学の知識を履修の前提条件とする。
関連する科目:免疫学・免疫検査学Iを通して主に基礎免疫学および免疫検査学を学び、免疫検査学IIはその発展編として臨床免疫学を学ぶ。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 講義の際の授業への参加態度、貢献度、必要に応じてレポートを参考にするが、原則評定は最後に行う成績評価試験の素点に基づいて行う。6割以上の出席がないもの、明確な理由のない成績評価試験の欠席者は「欠席」とする。
原則対面で行うが、今後のSARS-CoV-2感染状況により、試験を含め変更の可能性がある。遠隔講義になった場合には、毎回NUCTにアップされる小テスト(確認テスト)をもとに成績を判断し、成績評価試験を実施した場合には、そのすべてを評価の対象とする。また、小テストが0点の場合には欠席とみなす。小テストは指示がない限り解答は1回のみ可能で、繰り返し解答することはできない形式で、また解答期限は講義終了後から1日という条件で出題される。総合点の6割程度以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 窪田哲朗他編 『最新臨床検査学講座 免疫検査学』(医歯薬出版,2017) |
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参考書 Reference Book | | 折笠道昭編集 標準臨床検査学『免疫検査学』(医学書院,2013)
山田俊幸他編『新版 臨床免疫学 第3版(臨床検査技師テキストシリーズ)』(講談社サイエンティフィック,2014)
福岡良博他著『臨床免疫学』(医歯薬出版,2011)
熊ノ郷淳他編『免疫学コア講義改訂4版』(南山堂,2017)
中島泉他著『シンプル免疫学改訂第5版』(南江堂,2017)
矢田純一著『医系免疫学改訂15版』(中外医学社,2018)
Abbas他著(松島綱治他監訳)『分子細胞免疫学原著第9版』(エルゼビアジャパン,2018)
Murphy他著(笹月健彦監訳)『免疫生物学(原書第9版)』(南江堂,2019)
これ以外にも医系学生向けの教科書は多数出版されているので利用するとよい。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業前に教科書や参考図書の該当する関連部分を読んで調べておく。予習状況の確認のために新しい内容を講義する際に小テストを行うことがある。講義の中で重要な事項について多くの場合、小問という形で課題を設定する。課題をまとめることにより、講義で学んだ知識を復習し、より確実にする。小問は自主学習用として次回の授業時に提出する。 |
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授業の進め方 How to proceed with the class | | スライド中心に教科書とプリントを参考にして講義を行う。授業前に教科書や参考書の該当部分を読んで調べておくことが必要で、予備知識があることを前提に講義を進める。 |
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注意事項 Notice for Students | | 高校時代に学ぶ生物が確実に理解されていることが大前提であり、基礎免疫学を学ぶ免疫学が理解できていないと検査学としての免疫検査学I、その発展編で臨床免疫学を学ぶ免疫検査学IIの理解は困難となる。 |
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本授業に関する参照Webページ Reference website for this Course | | |
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担当教員からのメッセージ Message from the Instructor | | 高校時代に学ぶ生物は理解の基盤であり、高校の生物、さらに免疫学で学んだ基礎免疫学が理解できていないと講義は難解なのもとなる。 |
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使用言語 Language(s) for Instruction & Discussion | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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